かわぐ

マタンゴのかわぐのレビュー・感想・評価

マタンゴ(1963年製作の映画)
4.2
クルーザーで遊覧中に嵐に会い遭難した男女グループ。作家、教授、御曹司や女優志望の女など上流階級な感じの一団が無人島でサバイバル。そこで見つけたキノコが...
特撮の巨匠本多猪四郎作品。キノコを食べるとキノコのお化けにやっちゃう。プロットからはコミカルなイメージを抱いていたが意外や意外真っ当なSFだった。食料がない中でキノコを食べてはいけない。少ない食料しか残っていないなか、脱出の方法を模索するが、焦りからかお互い疑心暗鬼になっていく。好青年ばかり出てくるわりにどいつもこいつも私欲しか考えないクズなところはサバイバルのリアリティを感じる。そんな状態でまともに協力なんてできないよな。お前は大丈夫だろーってやつが次々と...。食料が盗まれ底をついて禁断の食べ物に手を出してしまう姿も印象的。特撮物なんだけど人間模様が面白い。
みんな私が欲しいのよ
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