マタンゴの作品情報・感想・評価

マタンゴ1963年製作の映画)

THE ATTACK OF THE MUSHROOM PEOPLE

製作国:

上映時間:89分

3.5

「マタンゴ」に投稿された感想・評価

しがい

しがいの感想・評価

3.7
筋肉少女帯の同名曲の元ネタなので観たいと思っていた作品。

カビとキノコに覆われた無人島に漂流した男女7人。浜に打ち上げられた難破船にはわずかの食料と“マタンゴ”と名のつけられたお化けキノコが。「キノコを食べるな」という謎のメッセージを発見するが、飢えに苦しんだ仲間の一人が島のキノコを口にしてしまう。

前半はほとんどキノコ人間は出てこないけれど、ラストでは無数のキノコ人間たちが現れて、なぜだか知らんけど襲いかかってくるところが愉快愉快。
キノコ人間になるリスクがあっても空腹を満たさざるを得ないという極限状態がリアルで恐ろしい。
最後に主人公は狂ってしまったのだろうか。

昭和の風情が感じられる怪奇映画だった。
horahuki

horahukiの感想・評価

3.9
キノコの姿をしたバルタン星人が襲いかかってくる邦画ホラー。

あらすじ…
船でバカンス中の若者たち。突然嵐に襲われる。転覆はしなかったが、船はボロボロで操縦も助けを呼ぶこともできない。そんな中流れ着いた謎の無人島。そこでボロボロの船を見つけるも中は苔とカビだらけで誰もいない。助けを待つ若者たちだったが、次第に内紛が起こり始め…という話。

『マタンゴ』というタイトルですが、物語のメインは極限状態に置かれたために利己的な本性を露わにした登場人物同士の醜いイザコザ。会社の社長、大学教授、歌手、作家など立派な肩書を持った人たちですが、その肩書が通用しない世界に放り出されたらどうなるか。島には一切食料がなく、唯一あるのは難破船に残された缶詰だけ。限りある食料の中、脱出のために協力しなければならない状況にもかかわらず、仲間よりも自分優先の行動をし始める人々。

そんな中、マタンゴが人々を誘惑する。マタンゴというは無人島に生える新種のキノコで、難破船の記録によると船員を破滅に追いやった原因だとされている。理性を保ってる間は誰も手にしないけど、崩壊していく理性とともにマタンゴの誘惑が次第に強くなっていく。

マタンゴというのは禁断の果実。そして人の心の弱さの象徴だし、利己的な心の象徴でもある。マタンゴを食べる食べないの葛藤は、残された理性と膨れ上がる利己心・心の弱さとのせめぎ合い。なのでマタンゴの誘惑に負ける=利己心に屈することで、面白いのはそれにより無人島に順応できるということ。そして最終的には日本こそが利己心にまみれたマタンゴだらけの無人島だというメッセージを突きつけ、観客をこの物語の当事者に仕立て上げて幕引きとなるあたりがとても良い。

クライマックスの襲いくる化物との対決は、精神世界での戦いの暗喩でしょうね。ビジュアル的にも、幻想的なのに嫌悪感を感じる不気味な空間を作り出していて見応えがあるし、何より「せんせぇぇ」の病的な気味の悪さと相まって唯一無二な恐怖シーンになってるように思います。

セリフの説明に頼りすぎてたり、演技とか演出が大げさでスマートじゃない部分はありますが、そういうとこすら魅力で愛おしく感じる作品です。大好き♫
ヨットクルージングに興じる7人組の若い男女が、嵐の脅威に晒されるうち、キノコに覆われた無人島へと漂着する。東宝特撮映画の精鋭部隊が製作した、サバイバル・ホラー。W・H・ホジスンの短編小説「夜の声」を原作に取っている。

漂流者グループによる欲望との戦いを主軸にしながら、謎の変種キノコ「マタンゴ」の恐怖を描いている。難破船の朽ち果てた舞台セットと孤島の禍々しい雰囲気作りが抜群であり、今現在の鑑賞にも耐えられるレベルになっている。

本作は、若年の鑑賞者に対して「形容できないエロス」「理解の範疇を超えたエロス」を植え付けた作品としても有名。かく言う私は、小学生時代にテレビ放映で初鑑賞したのだが、「意味がわからないけれどエロい」という感覚があったことを確かに記憶している。

欲求に負けてキノコを食べてしまうと、男は醜くなり、女は艶っぽくなる。キノコ料理を食べてから、目の前で「おいしいわぁ」と艶かしく言われると、オッサン連中はメロメロでござんす。
マタンゴぉぉ🍄こわくない…むしろ可愛かった。もそもそした動き方が愛らしい…。キノコパスタ食べたい。
荒波に耐える船のシーンも中々見応えあるし特撮っていいなぁ♡と思える作品でした。
おくだ

おくだの感想・評価

3.5
マタンゴはなりかけが一番きもい
完全なマタンゴになってしまえば特撮好きにはとっても楽しい

10年くらい前に観たんだけどなんか最近ふと思い出した
低コストみすごい気もしたけど当時の映画って思えば良い出来なんじゃなかろうか

ホラーとしての恐怖より人間の心理面の恐怖がつよい
普通に遭難とか怖いしね

映画の内容に関係ないけどウルトラマン三輪車とゴジラ三輪車に並んでマタンゴ三輪車もあるの笑う
ctucxyjv

ctucxyjvの感想・評価

2.7

このレビューはネタバレを含みます

佐野史郎さんに無理やり待ち時間に見せられた笑
そんな思い出の映画
koya

koyaの感想・評価

4.0
名作誉れ高いこの映画、やっと観ることができました。
話には色々と聞いていて、レンタルで探してはいたのですが・・・なかなかね、こういう特撮ものは、根強い人気を誇っており、まぁ、わたしはマニアックなお話は出来ませんしね。

 ただ、わたしは本多監督の映画は初めて、だと思っていたら(子供のころ、ウルトラQとか帰ってきたウルトラマンは記憶なし。特に怪獣好きの子供でもなかった)『ミラーマン』の監督をされていて、びっくり。
いや、ウルトラセブンとミラーマンはよく見ていて、覚えているんですね。虚を突かれた感じがします。

 さて、これは大人の映画ですね。普通、子供が出てきたり、地球防衛軍とか、子供のヒーローになりそうな、かっこいい人たちが出てくるのに、この映画は男女7人がヨットに乗って漂流・・・のいわば漂流もの、サバイバルものでもあるわけです。
アーサー・ランサムの本みたいなリアルさがねぇ。いいですね。
乗っていたのは、金持の息子や作家や歌手といった大人たち。

 それが、謎の島にたどりついてからの心理戦・・・というのが見事ですねぇ。だんだん人間の醜さが全開になっていく。
仲間割れ、恋愛、そして・・・・・島には何も食べ物がないのに、たくさんある「マタンゴ」というらしいキノコ。
ヨットのオーナーは、ぼんぼん金持社長息子で、船長が小泉博さんなのですが、雇われ船長・・・何かとリーダーシップとるものの、ばらばらになってしまう7人の様子がとても丁寧。綺麗事なんてなくて欲むきだしになっていくところ、迫力。

 じわじわじわじわ・・・・マタンゴを食べた人間はキノコ人間になってしまうものの、それは放射能の実験のせいなのだ、というこれまた、大人向けの批判精神も持っているし、さて、無事、生還したところで・・・・マタンゴを食べていたほうがよかったのか・・・東京という街は一種のマタンゴなのではないか・・・という・・・ラストの余韻の出し方。

 マタンゴを食べると女の人は妙にお肌ツヤツヤになるし・・・・キノコ好きのわたしは、一番先にマタンゴの誘惑に負けていると思いますよ。
まぁ、マタンゴの誘惑というのは、色々なものを彷彿させて、先の読めない展開で、密室演劇のような演技合戦にもなっていました。
マタンゴもいいけれど、わたしは、人間の心理葛藤の部分にとても感心しましたね・・・。
でも、雨が降って、むくむくむくむく・・・・キノコ・・・マタンゴが大きくなっていくところなんて、素晴らしい美術です。
いや、観てよかったですね。
琉太

琉太の感想・評価

3.9
日本を代表する古典ホラー作品と聞いてましたが、恐怖感というよりは不気味な作品でした
日本のホラー作品はリング以降余り良い作品に出会えていないので久し振りに面白かった
tak

takの感想・評価

3.6
星新一原案と聞くと、この映画の寓話性が妙に強く感じられる。極限状態の人間のエゴ、執着がテクニカラーの強い色彩に彩られてスクリーンに刻まれる。キノコが意味するものは、人を夢中にさせ、理性を失わせてしまうあらゆるもの。それは麻薬であり、金であり…。マタンゴの不気味な造形よりも、物語の毒に強く惹かれる。
チェケ

チェケの感想・評価

4.0
後続のSF、ホラーに与えた影響は大きい。変身途上のマタンゴに天本英世を使うのは勿体ない使い方。
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