521号

ビューティフル・ルーザーズの521号のレビュー・感想・評価

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映画としてはわからないけど、なぜか最後の15分くらいのところで感動して涙ぐんだ。映像作品として好き。
ひとりで観るものでも友達と観るものでもなく、映画館に目的を持って観に行くのではなく、高校や大学の大講義室とか100人規模で、現代美学かポップアート、アメリカ文化史とかの一環で、ひとつのスクリーンに映して観させられると、映える気がする。
ドキュメンタリーらしい組み立てで、テンポもよく、わかりやすかった。
でもちょっと暗さとか見えなくて、美化されてる?とも思った。
けど、本当に今だけを生きてきた連中にとっては、暗かろうが明るかろうがその瞬間こそが全て、だとすれば美化もリアリティも、その天秤自体がナンセンスなのかもしれない。
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