データ少佐

普通の人々のデータ少佐のレビュー・感想・評価

普通の人々(1980年製作の映画)
2.5
母親は
社会におけるイメージを重要し、世間に自分をどうアピールするかを常に考えています。
外見、話し方、休暇の過ごし方、動作云々
それらにおいて好ましい印象を世間に与える事こそが
人生の第一の関心事のように見えました。
それに加え自分本位の考え方、
自分が一番正しいといった根拠の無い自信、
かてて加えて、
彼女は他者との関係において、
一定の距離を置いているようです。
彼女は決して愛情の無い人間では無いと思います。
しかし、
他人の感情や葛藤に配慮する事は滅多にありません。
それらは“面倒”な事であり、
「世間に置いて一定の品質を保つ」事に比べれば
重要な事では無いからです。

彼女は
他人の気持ちにもっと配慮し、
感情面にもっと時間と忍耐力を注ぎ込むべきでした。

それが彼女の人生の失敗であり、
性格の最大の欠点です。

といっても、
彼女はそんな忠告に耳を貸すような人ではないでしょうが。
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