普通の人々の作品情報・感想・評価

「普通の人々」に投稿された感想・評価

ゆっくりと家族が崩壊していく姿が描かれている。
それぞれの思いが上手く表現できずにすれちがうのが悲しい。
まずタイトルが面白い
普通の人々なんて一見平凡なイメージなのに内容は全くもって平凡ではないからw
でも紛れもなくその辺にいる一般的なアメリカの家庭であって、普通の人々とも言えるし、なかなかよいタイトルだなーと!

兄のバックを船の事故で目の前で失ったコンラッド、責任を感じて自殺未遂
母親はそんなコンラッドを息子として愛している(はず)が、溺愛していたバックはコンラッドのせいで...という気持ちが邪魔して壁を作ってしまっている
父親は息子を心配し、妻にもコンラッドの仲を取り持とうと頑張るんだけど...

母親は最初ネグレストなのかと思ってたんだけど、観ていくうちに違う気がした
きっとコンラッドに対してどう接すればいいかわからなくなっちゃったんだね
バックが大好きだったからこそ、コンラッドに責任があったと思って、そのことが邪魔させるというか、
上手く言えないけど、そういう事なんだと思う

じゃなきゃバルコニーでコンラッドが横になってる時にあんなに悩んだあと話かけに行ったりしないよ
母親なりに歩み寄ろうとしてたんだと思う

重苦しい感じで淡々と進んでいくけど嫌ではなく、心理描写がかなり長けてる映画だなと思った

これは余談だけど、
夫婦が飛行機に乗ってるシーンがあって、
2人が水色の聴診器みたいなのつけててなんだろ?と思ったら、アレ多分イヤホンなんだね!!w
1980年の映画だから、38年前はあんな感じだったんだーw
green

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4.0
あのフレンチトースト食べてたら母の態度は少しは違ってたのかなぁ。後半の精神分析医に助けを求める姿に泣いた。父の息子を想う姿にも。
18/303
Fieldpan

Fieldpanの感想・評価

3.0
・18/09/18:NHK-BS プレミアムシネマ【初鑑賞】
のり

のりの感想・評価

4.5
昔観て、凄い映画観たなと今でも記憶に残っている
母親とはこういうもの、子供は平等にみんな可愛い
だって、自分のお腹を痛めて産んだ子でしょ
という、先入観を見事ひっくり返してくれた
もちろん、あの母親が悪い、しかし、彼女は変わらないだろう
今でも、ネグレストの母親がいる、子供はいつまでも母親からの愛を期待せずに自立でき、愛を与えられる人になればと願うばかりです😢
ひたすら画がつまらないんですが、最後の独白で全て持って行こうとして成功した映画。
あまりにも皮肉すぎるタイトルは中々良い。
カレン

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4.0
カノンのメロディーと共に流れるオ―プニング映像。
美しい。

しかし、家庭の中は…
けーな

けーなの感想・評価

3.5
ロバート・レッドフォードが初めて監督した作品で、アカデミー賞4部門を獲得した。

10代の頃に観た時には、全く理解できなかった。と言って、年月経った今観ても、今作を理解するのは非常に難しい。長男を事故で亡くした後の、家族のすれ違いと、家族が崩壊していく様子を淡々と描いており、終始、重苦しい雰囲気が漂っている。見ているこちらの気分も落ち込みそうになるくらいだ。

しかし、どうしても、この母親に共感することができないため、映画自体を好きになることができなかった。我が子を亡くしたら、まともな精神状態ではいられなくなるだろうとは思うが、次男に対して、このようになってしまうものだろうか。そこが、この映画の肝なのだろうとは思う。

コンラッドが、カレンのことを電話で知った後、正気を保っていられなくなり、事故のことがフラッシュバックしてきて、カウンセラーに会いに行く、その一連のシーンの描き方が、素晴らしかった。その時の、カウンセラーの医師との交流も、とても良かった。

自分の目の前で、兄を失い、それが自分の過ちによる物かもしれないというような経験をしたら、そこから立ち直ることは、なかなか出来ることではないだろう。そのような難しい役柄を演じたティモシー・ハットンが、実に見事だった。若くしてアカデミー助演男優賞を受賞したことも、大いに頷ける。

個人的には、私のオールタイムベストの映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」で、ヒロインのデボラを演じたエリザベス・マクガヴァンが、コンラッドの女友達として出てくるのが嬉しかった。今作が、彼女のデビュー作である。
omarushi

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4.0
観ていて辛かった。母親は、決して家族の意味を問い直そうとはしない。何事もなかったかのように、これまでの生活を続けていこうとする。隣人宅のパーティでは、絶好の機会とばかりに、何事もなく元気な自分の姿を人々に印象づけようとする。また、毎年クリスマスにはどこかに旅行していたからという理由で、そんな状況でもクリスマスに旅行しようと考える。彼女は郊外のライフスタイルが外から作り上げる家族の枠組み、そのイメージにすがりつくことによって、問題を回避しようとする。一方コンラッドは問題の対処の仕方が分からず、自ら創り出した暗い穴に引きずり込まれて行く。父親は2人を、そして、絆を取り戻そうと奔走する。 そこで、父親は、何とかして彼女を現実に向かわせようとするが、すべては徒労に終わってしまう。そして最後に、「きみの正体がわからなくなった」という台詞。ひたすら郊外の平穏な日常に同化しようとする彼女の存在は、対話が可能な生身の人間ではなく、実体のないかたちだけの妻、母親に見えたに違いない。日常に潜む小さなつっかかりが、ある出来事を境に徐々に心を侵食し、問題を露わにする。その危機に私たちは如何に立ち向かうか、普通の人々の生活を鋭く描き出した作品。
すごく繊細な心の動きを描いてるけど、分かりやすく映像で補足されてて、観やすかった。
無表情で何かを見つめる登場人物が、頭の中で何を考えているのか何を思い起こしているのかを映像カットインでいちいち見せてくれる。
ちょっと説明的な演出やけど、親切でやってくれてる感じで、嫌な気はしなかった。


ヨット事故で人気者の長男を亡くした家族の話。
その死に対する家族それぞれの反応が描かれる。


ヨット事故の場に居合わせ、兄を差し置いて生き残ってしまった次男。彼は一番心の傷が表面に出てる。

なにか家族間に悪いことがあるたびに「僕のせいで…」と口癖のように繰り返す悲しい奴で、とにかく自罰的。自殺未遂を起こしていて、精神的に瀬戸際。俺はこいつに一番共感できた。

なんだかんだ結果的には一番救われてる、良かった。



長男を溺愛していた母親は、一見しっかり自分を立て直してるように見えるけど内心ガタガタ。次男に対する態度はどこか冷淡。
お気に入りの長男のようには次男を愛せなくて、その態度がさらに次男を追い詰める。

端的に言って嫌な女だけど、でも現実、自分の子だからって全ての子に平等に愛情注げるか?ってのは、あると思う。
やっぱ差は付けてしまうよなぁ、ってのは分かる。

この映画が、単純に母親を悪役にして叩きのめすような筋書きではないのも、その辺に対する作り手の理解やと思う。

母親が最終的に次男を愛せるようになる話なんかと思ってたら違った。
次男が、母親の愛情の限界を許せるようになるまでの話だった。その辺はちょっとハッとするものがあった。

親だからって無分別に我が子を愛せるわけでは無いって視点は斬新やったかも。
それも優秀で問題も少なかった方の子を。


お父さんは、すっげぇ気遣って家族に接してるストレスフルなポジション。
家族のなかで中間管理職みたいな事やらされてて一番可哀想な感じした。

最後、いつまでも次男に心を開けない妻についに言ってしまう本音がなかなかツライ。
君の愛は長男と一緒に死んでしまった。って言葉が哀し過ぎた。


まったくもってハッピーエンドではないし、観たあと何の気力も沸いてこないけど、ええ映画観たって気にはなったわ!
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