普通の人々の作品情報・感想・評価

「普通の人々」に投稿された感想・評価

nobiiita

nobiiitaの感想・評価

4.5
この映画を初めて観たとき率直に思ったのは、アメリカの白人社会にもこういうふうに悩み苦しむ子がいるんだ、ということだった。いや、あたりまえなんだけど、死ぬのは僕のほうがよかったんだって、こんなにも悩むんだな、そこに国やそれこそ人種の違いなんてないんだよなって、なんでだろうあらためて深く思うと同時に驚いて、ぼろぼろと泣いてしまったんだよな。

母親にどうしようもなく腹がたってしまった、誰も悪くないんだということは頭では理解できるのだけど。
父親の、父親という役割を果たそうとする姿に、ラストシーンに、すこし救われた。
離れるしかないんだよね。

ロバート・レッドフォード初監督作品。
イーストウッド初監督作品の鋭利な人間描写にも感服するけど、ロバート・レッドフォードの、普通の人々と、彼らが暮らす普通の社会や家族の描きかたも容赦がなくて驚く。それはけっして冷酷というのではなく、その目線は終始、かぎりなくやさしい。
m

mの感想・評価

4.0
タイトルが秀逸だな

びっくりするくらいのネタバレ具合だったけど、ちゃんと見た。

完全な救いみたいなのがない方がリアルでわたしは好き。鑑賞後のモヤモヤはすごいけど

母に溺愛されてた優秀な兄が弟とヨット事故に遭い、兄だけが死亡。弟の自殺未遂。平穏な家族が一変する話。

わたしの家族も機能不全としか言いようがないから、だいぶ複雑な気分。
これも先生にすすめてもらった1作品。
めっちゃ良かった。普通の人々っていう題名がまたいい。だって、これが問題を抱えた人々なんかついてたら、せっかくの映画が台無しやんっていう。普通とはなんなのかって改めて考えさせられた。普通なんて、主観的なもので、客観的に見てるつもりでも、普通ってただの多数派で、今まで少数派だったものが多数派に変われば、それが普通になるんやろ。へんなのー。なのに、普通という言葉がなくなればいいとも思えない。へんなのー。

自信がなくて、自責的で葛藤のできる息子と父、回避的でまだ葛藤ができる状態ではない母っていう感じ。母親が自分自身を愛してることに気付いて、人を愛せる人になれたらいいなぁっていう希望。でも、母親の存在が、この題名をより強調させていると思うから、この映画の中で、そこまでいってしまうのは違う。だから、終わり方がめちゃくちゃ好き。
今や!ターニングポイントや!っていうのをことごとく裏切ってくる。そこが人間味があってめっちゃいい。
また見たいな。
deco

decoの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ヨット事故で出来のいい兄が死に、
自分だけが生き残ってしまったと苦悩する弟の物語。
父親は最後まで愛情を注ぎ、寄り添って生こうとするが、母親は耐えきれず家を出て行く。
悲しいラストシーンだが、これはこれで良き。
わりと良かった。
事故を機に情緒不安定になってく青年と壊れてく家族の話。
徐々に、何があったかわかってく。

オープニングとエンディングが好きだった。

ママが結構うざい。
ドナルド・サザーランドがすごく良かった。
良い言葉がいっぱいあった気がした。

挿入歌にカノンが使われてるのが合ってた。今後カノン聞いたらこの映画思い出しそう。
おすう

おすうの感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

自己理解の授業で鑑賞

物語的には桐島部活やめるってよを思い出した。

愛情に関しては恵まれた自分はあまり感情移入ができなかった。

できる人ができることをやる主義である自分からすると、家族それぞれの「できない」が偶然重なって複数の薄い影が一点の黒い穴🕳を作り出してしまった感じ。

湊かなえの「贖罪」に母親は娘とは女友達のように、息子とは恋人のように接すると書いてあったことを思い出した。するとあのお母さんの悲しみもわかる。突然恋人を亡くなってしまったのだ。いきなり離された手は空気を掴むことしかできないんだなあと。そう考えるとこのお母さんは愛し続ける努力をしていたようにも見える。推しメンが卒業したドルオタはそのグループを応援できないのと一緒ですなぁ。

考えることは多い。退屈な人は退屈。
ちょっとオススメ。
zk

zkの感想・評価

4.4
ロバート・レッドフォード初監督作。
アカデミー作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞受賞作品。

最近見た映画の中で一番泣いたかもしれない。
何と言えばいいのか。派手な演出は無い真っ直ぐな作りでありながら、とても心打たれるものがあった。

「アメリカン・ビューティー」のインスパイア元としても有名(言われてみればかなり似てる)。あのクローゼット、まさか同じものを使ってるとは!
anna

annaの感想・評価

3.5
最後の 夫婦の会話が うっ ときた
一方的だったから 会話じゃないかもしれない
おちゃ

おちゃの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

中心人物の死後、その周縁の物語
自ら母に歩み寄ってハグするシーンに感動した。
桐島...とかヘレディタリーみを感じました。
ラストはバットエンドというか、それが結果だったってだけで不思議とバッドエンドさを感じなかった
movie

movieの感想・評価

4.1
生涯のベストムービーを作ろうと思い
再度鑑賞しました。

今の基準で採点。

当時はロバート・レッドフォードが出てない事に驚き。
邦題のダサにどうだろと思った。
でもそのギャップが高ポイントになったのかな。
改めて観て現代でもありそうテーマで真正面からシンプルに見せただけなのに、これがレッドフォードの感性。
今ならわかる。普通になりたかった人々。
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