Kna

グリーンマイルのKnaのネタバレレビュー・内容・結末

グリーンマイル(1999年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

いわゆる感動の大作的みたいに公開当時言われてた気がするけれど、どこかのまとめサイトで「鬱になりたいならオススメ」みたいに書いてあって あ、そういう映画なの?(囚人と看守のヒューマンドラマぐらいに思っててた)しかも原作はスティーブン・キングかー気になるーと思いつつやっと鑑賞

オゥ………ホラーじゃないのかこれ………

いや、ホラーじゃない…けれど…

3時間と言う長さが気にならない
そして観終わったあとの重さ半端ない  
けれど不快でも無い
メチャクチャ考えさせられてもう一回見直したくなる。

感想書く前に先に解説サイトとか他の方の感想読んで思ったのは主人公のポールがジョンから与えられた「命の時間」は冤罪である彼を、神の使いであるジョンを見殺しにした「罰」だとポール自身は受け取っているし考えているみたいに書いてあったけれど ちょっとだけそこが引っかかる。

私はジョンがパーシーを使ってウォートンを殺した事 パーシーを廃人にした事がどうしても「善行」もしくは「神の力を使って断罪した」とは思えなかった。

パーシーはムカつくやつだったしデルの処刑の事もある、ウォートンは真犯人だったし勿論シンプルな感情を言えば「ああなっても仕方が無い」くらいのヤツらではあったと思う

でもデルも死刑に処される程の犯罪を犯した人物で(ここら辺映画ではあまり詳しく言われてないけど原作では書いてあるみたらしいそしてやった事を知って引いた)パーシーが廃人になってしまった事がポールにとって納得の行く事だったとはちょっと思えない。

こうなったいきさつの始まりは「メリンダを治してあげたい」って言うポール発案の計画で、それはポールの良心から来るものだった。
それが結果ジョン1人の判断で1人の人間を死なせ、1人の人間を生きた屍とさせてしまった。それはポールの想像の範疇を越えていた事。

メリンダを救おうとした結果、人間が踏み込んではいけない領域に踏み入れてしまった事に対する「後悔」みたいなのが、ポールに罪の意識を深めたんじゃないかな…(勿論ジョンの冤罪の事もあったとは言え)
あり得ない長寿(神の力)を手に入れて生き続ける…ジョンとは違う力だけどジョンの苦しみを引き受けるポール…んんむ…

ここら辺キリスト教的価値観とか関わってそうだけれど、最後にジョンは「牧師はいらない」って言うし どうなんだろう。


ネズミ…多分見る人によっては可愛い♡んだろうけど…ネズミ苦手にはちと…きつい…
Kna

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