私の中ではかなりの衝撃作でした。
怒り、悲しみ、とかたくさんの感情が観てる間も観終わった後もずっと私の中で渦巻いてる。
ジョン・コーフィ、神様の使い。イエスキリストと同じ力を持ってる。最初に言っていた「手遅れで…」って言葉の意味が段々分かってくうちに驚くと同時に辛くて辛くて。状況とか時代とかの要因があれどもうどうしようもない場所なんだっていうのがたまらなくやるせない。
「親切にしてくれて感謝してるよ。人間の憎悪が見えてしまって生きているのが辛い」という言葉、力を持ち優しさに溢れたあたたかい人間のもの、でもこの状況では胸が痛みすぎる。手遅れ、しょうがない、あきらめなきゃいけない、本当にこれって辛すぎる。そんなコーフィが星や土、活動写真を見たり触ったりするときの輝く表情、胸がいっぱいになった。神に力を与えられて、人や動物を救う使命をもらった彼の最後はあれじゃないといけなかったのかな。違うはずだと思いたい。違ったはず。でもキリストもそうなんだよな、って考えるとああ、キリスト教映画なんだなあということが染みる。
そのやるせなさはどうしようもないけど、ストーリーの筋はきちんと通っている。
パーシーとマーティ。でもあんなもんじゃ足りない気がしちゃうけど、ああいう人間も悲しいけどいるよね。パーシー画面の中に入ってボコボコにしてやりたかったわ。
辛いことの多い映画だったけどトムハンクスが出ているだけで安心感があるし、場が和む。ユーモアもあってどんな役もしっくりどっしりハマって、私の中で圧倒的偉人。
この一作を観る、そして考えるというだけで、ものすごく価値の重い名作。
はー、もうスポンジのところとか怖すぎてお風呂入るのとか超怖かった泣 なんだかしんどい夢も見た笑
でも、パーシー役の俳優ググったら50にもなってとんでもないおっぱいの16歳の女と結婚しててなんか笑った。
