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グリーンマイルのtumugiのネタバレレビュー・内容・結末

グリーンマイル(1999年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

テレビでやっていたので久しぶりに観た。
前編と後編に分かれて放送されてけど、
わけないでおくれよ〜。
初めて観たのは、18年ぐらい前。
やっぱり、年齢によって映画って感じることが変わるんだと改めて思った。

当時、素通りした言葉なんかがこの年齢になって、意味のある言葉に感じたりするのは、経験のせいなのかな。
しかし、トムハンクスの表情の豊かさ!
凄くイケメンとかではないのに、ステキなんだよなぁ。
ブルータスは、18年前から顔がタイプ(笑)

命の重さを色々な形で表現している映画だと思う。
本来、生まれる時も死ぬ時も自分で選べるものではない。
自分の行いによって、命に期限をつけられることの意味。
人の命に期限をつける事の意味。
与えられた命を最後まで生きる意味。
あなたは、どんな風に命を使うのですか?と問われる感じがした。

ある新聞記事で、
長寿のおじいさんにインタビューしている記事があったのを思い出した。
記者が、
おじいさん長寿おめでとうございます。
長生きできて幸せですね。
…と言ったら
おじいさんが、
長生きさせてもらったのは、とてもありがたい事だが、
その分、たくさんの友達や親族を見送ってきたのです。
と言っていた。
この記事を読んだ時、長寿=幸せ。
だけではないことを知った。
たくさんの喜びと同時に、たくさんの悲しみもあったという事だ。
目に見える事だけで
何かを決めつけたり、判断したりしてはいけないんだと思った。
グリーンマイルのラストが、あの新聞にのっていたおじいさんに重なった。
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