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戦火の馬のwantaroのレビュー・感想・評価

戦火の馬(2011年製作の映画)
3.8
戦争を舞台にしながら、馬と青年の物語でもあり、様々な人の人情ドラマにもなっている壮大な作品。戦争をベースにしたヒューマンたちドラマwith馬。
サラブレッドがそんなとこそんな風に走っていいのかとか無駄にハラハラしちゃうけど、これだけ馬の美しさや強さ、頭の良さを出すため、大変な苦労があったろうなぁ。馬好きにはもちろんおすすめ。
青年の家族も良いし、同郷の友との絆も熱い。ドイツ人の若い兄弟も切ないし、老人と少女も切ない。
馬を通して人々の人間らしさに感動する。特に、馬を助けようと英兵と独兵が協力するシーンはかなり胸熱。ペンチが飛んでくるお笑いもたまらん。

青年の実家のアヒルがやたら攻撃的だったり、ほのぼのした笑えるシーンもあってバランスが取れている。

過激な描写もなく、家族や恋人とも気楽に鑑賞できると思う。

地味にカンバーバッチがいたりして、キャストが豪華。

これといって語れるものがないが、総合力の高い作品。
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