RIO

サルバドールの朝のRIOのレビュー・感想・評価

サルバドールの朝(2006年製作の映画)
3.9
サルバドールの家族は
事件起きてからも再審請求をしている 
正しい判決ではなく
合法的な暗殺と思われてならないから

感動した
スペインの全体主義に抵抗して声を
挙げるだけではなく行動した人々の
たくさんの事実
その中のサルバドールの事実

彼が警官を殺したことで警察は威信にかけて
サルバドールを見せしめにする
23歳という年齢

人間は何か必要があってポッとこの世に
出てきたように思える

独裁からの自由を手にするために闘った
サルバドールの処刑の時間が迫る
命の重さがだんだんとのしかかってくる
時間の感覚がなくなっていく

人間は地球上に一時だけ存在する旅人

監督は
「この映画を観ることによって過去のスペインを知ると同時に
 全てが過去ではなく今現在も続いていると知ってほしい
 疑問に思ったことは調べてほしい」
  とメッセージを残している

あらゆるものが一個の全体を成している
たがいに生きて働いている
動かせない決められてしまったものを
受けいれる強さを学ぶ
まだ夜は明けていない
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