Akira

暴力団再武装のAkiraのネタバレレビュー・内容・結末

暴力団再武装(1971年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

あらすじ:元々津金組が荷役として取り仕切っていた東島に、利益を目当てに乗っ取る為菊名組の若竹(鶴田浩二)が乗り込んだ。労務者達を厳しく取り締まり利益を上げることを追求する若竹だが、ある事件をきっかけに彼らと親しくなり始める。
労務者達への待遇改善よりも組への上納金を収めることを優先しない若竹に、菊名組組長は東島を神崎(丹波哲郎)に任せることに決める。神崎のやり方に不安を抱いた若竹は、労務者らに労働組合を作って対抗することを進言するが、その中心となっていた畠山(内田朝雄)や石堂(若山富三郎)が殺される……。

派手なドンパチも無く、地味だけど正統派「暴力団映画」です。
地元住民を食い物にする暴力団の陰湿さがしっかりと描かれた名作。
ともするとヒーローになりがちな若竹が、最後は労務者らに嫌われ罵られて死んで行く無情さも好印象でした。
★マイナス0.5の理由は、若竹が切腹して死ぬなんてなーんかクサイなーと鼻白んだからです。でも気になった点はそこくらい。
めちゃくちゃお気に入りです。
Akira

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