2000年のリオデジャネイロで実際に起きたバスジャック事件のドキュメンタリー。この作品は犯人サンドロ少年の過去から現在を追う。
その昔、ブラジルのストリートチルドレンを描いた『シティ・オブ・ゴッド』という映画がありましたが、比べもんにならないです。刑務所の映像なんてエグすぎて観てられない。ってか似て非なる作品。
メディア、市民、犯人、行政、何かが壊れてて、もう手に負えない。強盗、ドラッグとか正直そんな次元は関係ないと思う。スラムの実情が120分でビンビンに伝わり感じました。内側視点の編集が◎。
こういう作品を観て、眼に映るものの判断力を着けていきたいです。何が答えかは観て感じて決めること。それは今の時代には大切なことだとシミジミ思った。
もう、エンディングでは鼻で笑ってしまいました…。。
120分近くで少し長いけど、こんなドキュメンタリーが超キモチイイ。