のんchan

ギター弾きの恋ののんchanのレビュー・感想・評価

ギター弾きの恋(1999年製作の映画)
3.7
ショーン・ペンの監督デビュー作品にあまりにも感動🥺したので、これからは少しづつショーン・ペンを紐解いて行こうと思う。

今作の脚本・監督はウディ・アレン。
若かりし頃はかなりの本数を観ていたが、ある時から大の苦手になり、顔も見たくなくなってしまった近年は遠避けていたので、この際、ショーン・ペン観たさでチョイス💦

天才ジャズ・ギタリストのエメット・レイ役をショーン・ペン。
一緒に暮らす口のきけない、けなげな女性をサマンサ・モートン。
妻になるゴージャスな美女をユマ・サーマン。
という個性派俳優の共演✨

ドキュメンタリー風に話の途中で画面が変わり、ウディや音楽関係者が登場する。いかにも存在していたかのように懐かしむようにインタビュー映像を挟み込むが、主人公のエメット・レイは架空の人物。そこがとてもウディ・アレンらしい❗️


舞台は1930年代のアメリカ。
エメットはベルギー🇧🇪のジャンゴ・ラインハルト(実在した名ギタリスト)を神様のように尊敬していて「ジャンゴが世界一で俺が二位❗️」と大口を叩くが、確かに天才的な技術を持っていた(いかにもショーンが爪弾いているように見える)彼の奏でる音は誰しもが認めて素晴しいのだが、金、女、酒にだらしなく、盗み癖があるし、ステージをすっぽかすしの気まぐれでとんでもない野郎だった。

そんな時にナンパしてハッティと出会う。彼女は口がきけないが、エレットに惹かれて愛し懐いてしまい、1年ほど同棲する。
結婚はする気もなく「天才は自由を求める」と言い訳し、お金を置いて姿をくらます。

その後に出会った上流階級のブランチと衝動的に結婚するが直ぐに上手く行かなくなる。

結局、ハッティの素朴な優しさを思い出して再会するが...


ショーン・ペンの演技力で観ていられるが、実話でもないし、ウディ・アレンらしくて、やっぱり挽回にはならなかった💦
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