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ある朝スウプはのtomikoooのレビュー・感想・評価

ある朝スウプは(2003年製作の映画)
5.0
主人公が新興宗教に嵌まって崩壊していく様は、とにかく圧巻。
恐ろしくリアルなだけに、だんだん奥深く感情移入していってしまい、とても苦痛で腹立たしくてやるせなくて仕方なかった。「もう、一緒に死のうよ」と言ってしまいたかった。
それでも、自然と“2人”と一緒に笑っている自分が居たりもした。

恋人だって家族だって、所詮他人でしかないんだ。そんな現実をまざまざと見せつけられた。


『100%純愛映画』というキャッチコピーの持つ意味が、実に深く痛々しい。
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