アメリカでは、無軌道に田舎でキャンプする大学生グループは、大抵様々な理由で自動的に死んでいくものらしいですが、そんなのに関わってしまったせいでサイコキラーと間違われた仲良しオッサン2人の運命やいかに。
創意豊かなスーサイドアタックやフレンドリーファイアなど、ありそうでなかった気がする死に芸が跋扈する作品。
チェーンソー対メタルパイプという珍しいクローズドコンバットなど、短いシークエンスながら、なかなかの死闘シーンもあったりします。ネイルガンも大活躍。
一方で、うるさくない程度に誤解と偏見へのメッセージが込められていて、幾つかの場面では我が身を省みる気にさせられる、意外と真摯な作りの部分も。侮れません。
そして何よりテンポがいい。
難点といえば、拳銃弾切れしなさ過ぎな点くらいでしょう。本当に惜しい。