イースターのスイカ

独立愚連隊のイースターのスイカのレビュー・感想・評価

独立愚連隊(1959年製作の映画)
1.0
岡本喜八監督作品は初体験。続編も作られた人気シリーズとのこと。コメディ風味の戦争映画。さすがに金持ちの東宝だけに爆破のシーンや大人数での戦闘シーンなど迫力がある。ただ黒澤作品に代表される東宝映画特有の笑いを取ろうとしているけれど全く笑えない寒い演出の連発に辟易する。上映中は一度も笑えない。物語も引き込まれるような面白さがないのでずっと退屈。ラスト近くの中国軍との緊張感のかけらもない戦いは何なんでしょう。500人を相手にたったの7〜8人で勝ったということですか?なんだかなあ。見どころは狂人役三船の素晴らしい演技と鶴田の変な中国人、佐藤允の顔、美人のヒロイン二人。この5人に1点献上。有名な監督の作品だろうが何だろうがつまらないものはつまらない。