相変わらず編集のキレがいいし、脚本も面白く、佐藤允演じる主人公のキャラ立ち具合も素晴らしい。
しかも第二次大戦下を舞台に西部劇を撮るという発想が凄い。
メッセージ性含めて、今の時代ここまで面白い映画…
「暗黒街の顔役」でニヒルな殺し屋五郎で名助演の佐藤允を、いきなり主演の毎朝新聞従軍記者荒木(実は大久保見習い士官兄脱走軍曹)に抜擢し、西部劇風のガン捌きと飄々としたカッコ良いヒーローを演じ、理知的で…
>>続きを読む少し西部劇風な戦争映画。
痛快な娯楽作品だと思うが、戦争を描いている以上、愚かさも見て取れるのは言わずもがな。
飄々として快活な佐藤允のニカッとした笑顔が印象的。和製ブロンソンと形容された事もあ…
第2次世界大戦の末期、支那戦線でのお話。
主演は佐藤允、恋人役に雪村いづみ、三船敏郎の出演時間は最初の方だけ。
鶴田浩二は馬賊役で中国語と日本語の両方を話す。
佐藤允が中国北方警備にあたる愚連隊に…
大学に入ったばかりの頃、シネフィルの先輩に薦められて見た。当時は熱狂した記憶があるのだが、10数年振に見かえしてみるといまいちノれない。後年の脂ぎったおじさんのイメージが強い、佐藤允の若かりし頃のす…
>>続きを読む佐藤允が人誑しのいい笑顔でこの人に抱いていた印象が大きく変わった。銃こそ登場するものの撃ち合いは最終盤までお預けで、主人公がとある心中事件を調査するというミステリーサスペンスが軸に展開する。序盤で下…
>>続きを読む入江悠監督が『室町無頼』の舞台挨拶で、大好きで影響を受けていると言っていた作品。
レンタルDVDがずっと貸出中なのは、そのせいかな。蔦屋やゲオの2倍ぐらいするDMMで借りた。
舞台は大戦末期の北支…
"戦中派"の巨匠 岡本喜八の傑作
日本の戦争映画を覆す軍記ミステリー
STORY
1944年、北支戦線のある日本軍基地に従軍記者の荒木を名乗る男がやってくる。荒木は大久保という見習士官の死に不信を…