m

L.A.コンフィデンシャルのmのネタバレレビュー・内容・結末

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

プロットがめちゃくちゃ面白い!これ原作がすごいんだろうな。勿論この複雑な話を2時間でまとめた脚本と監督もだと思うんだけども。

血のクリスマス事件やミッキーコーエンの逮捕と実際の出来事を背景に退廃的で血の香るものものしい空気感が伝わってきて50年代ロサンゼルスってこんなだったのかなー、と妙な説得力。
そして、ナイトアウル虐殺事件の真犯人という筋だけじゃなくて、マフィア幹部の暗殺、大量のヘロインの行方、白ユリの館と事件の関わりなど様々な要素が重なり合ってメイン3人が各々の角度各々の方法で1人の黒幕にたどり着いていくのが凄かった。ケビン・スペイシーはサポート役にまわっていたけども。

何より、考え方も性格も違うとことん反りが合わない2人が紆余曲折を経て最終決戦でタッグを組むという展開はやっぱり熱い。
でも、過去の経験から女に暴力を振るうのが許せないバドがリンを殴っちゃったり、出世よりも真実を明らかにすることを選んだはずのエドがラストあーゆー決断をしたりだとか人間の本質って…って思ってしまった。相変わらずお互いのことはいけ好かないけど実力は認めてるみたいな関係なのかな?

若き日のラッセル・クロウもイケてた。乱暴者の役多い印象だけど、バドは頭も良いところがいい。
m

m