やはり最高に面白い映画!
Amazon primeで再鑑賞しました。
もう全部好きです。
50年代のロサンゼルスの雰囲気、
美術も衣装も。
刑事たちの服が背広って感じで良い。
銃器の音や破壊音などがいちいちド派手で、リアリティはないかもしれないけどこの作品のムードにはとても合ってる。
そしてジェリー・ゴールドスミスのスコアが最高。
映像と相まって心地よいテンポを作っている。
エド・エクスリーは初見の時は線の細いエリートみたいな印象だったけど、実際は堂々たるタフガイですね。かっこよかったです。
バド・ホワイトは粗暴な男という印象でしたが、改めて見るととんでもないブチギレぶりでビビりました(検事、、)
今では「ナイスガイズ!」のクロウを知ってるので、この頃の彼の精悍なルックスが、より鋭利な怖さを増します。
ジャック・ヴィンセンスのキャラクターも非常に効いていて、あの場面で咄嗟にロロ・トマシを口にする機転と冷静さに惚れました。
(エンドロールも良かった!)
ダドリー・スミス警部は悪党の中の悪党。ほぼこの人が皆殺しにしたし最恐で最強だった。
敵に背中を見せるな、というがエクスリーのことは敵と見做してなかったのでしょう。
ラストシーンも素晴らしい。
リンの淡い黄色のワンピースがじんわりとほの明るい余韻を残しました。
日本公開時に映画館で観た時はすごいものを観たと興奮しました。
自分が好きなのはこういう映画なんだということに気付かされました。
今回も、今でも同じ気持ちです。
エルロイの原作4部作のうち、最終作「ホワイトジャズ」を20年ほど前に読みました。
娯楽作に徹した映画本作とは全然違う印象でしたが、別の次元で非常に面白い小説でした。
いずれ4部作の小説も読んでみたいです。
この傑作を撮ったカーティス・ハンソン監督。2016年に亡くなりました。
「ゆりかごを揺らす手」「8mile」「イン・ハー・シューズ」を劇場公開時に観ましたがどれもまるで違う印象の作品です。
「LAコンフィデンシャル」が突然変異の傑作だったのでしょうか。(8mileは別の意味で好きですが、、)