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THE JUON/呪怨のPorcoのレビュー・感想・評価

THE JUON/呪怨(2004年製作の映画)
3.3
オリジナルの映画版『呪怨』が封切りされた際一桁だったせいかDVDの表面の俊夫が子供心に恐ろしく、まだそれで済めばよかったものの、たまたま観た1作目が伽耶子と俊夫をトラウマにしてしまい、『呪怨』という作品自体を避けていた。

ただ、曲がりなりにもホラー好きを自称するのであれば『呪怨』というシリーズは、避けては通るには勿体なさすぎると考えた末に、トラウマ治療の第一歩として選んだのが、本家を再視聴する前に多少はアメリカ向けにナイズされていると踏んだ今作を視聴するということだ。安く手に入ったというのもある。

観た結論は予想通りかつ予想通り。
確かに洋画らしく途中から伽耶子と俊夫またそれに付随する怪異たちが、モンスター的なホラーの様に出まくってはいたものの中盤まではひたすらに、ジャパニーズホラーの驚かされる予兆みたいな「あ、これ来る流れだってやばい!!やっぱ来たーー!!?」
といった予測可能回避不可能感をひさびさに堪能できた。

ある意味でマイナスな思い出補正が、伽耶子と俊夫というキャラクターにあったせいか、いい具合に噛み合って自分は楽しめたが本家を観た人は、残念な感情を少しは感じてしまうのもわかる気がする。

とりあえず夏のボーナスが出たら本家のblu-rayBOXを買ってトラウマが払拭されたか試してみたいと思う。
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