最初に新子と貴伊子が手を繋ぐシーンに心を鷲掴みにされる。
小さな小さな出来事だが、そこに至るまでに丁寧に丁寧に世界観を作って演出されているからだ。
魂を震わせるのに、都合のいい死の病にかかる必要なんて無い。
終始子供の目線で描かれてるのが素晴らしい。
何にもないなら想像で遊べ!
つまんないなんて言ってる暇ない。
たしかに子供時代にいっぱい遊んでないと、子供に遊びを教えられないよね。
タツヨシのお父さんは子供時代に子供らしく出来なかったのかなぁと想像すると泣きそうになる。
あえて無理矢理苦言を言うと、原作にもあるエピソードかも知れんし、大事な場面だけど新子の妹が迷子になる場面はリスキーだな 笑
そりゃ、あの田舎で小さな女の子が迷子になったら…ねぇ?
あと、1000年前のことを想像するのほんとに素晴らしいけど、最後まで引っ張るまでの話じゃないような…あの1000年前の女の子が身分を超えて新子と貴伊子みたいに仲良くなったのはいいけどさ。
まぁ、そんな気にはならない程度だけど。
そんな事より、生き生きとしてる山や川や虫や鳥や金魚が素晴らしい。そして友達。
何にもない田舎でもあんな友達がいたら天国だね。
まだ観てない君に貴伊子が本気で笑うシーンを見てほしいな。
想像する力をエネルギーにして現実と戦う新子たちを頑張れ!っと手に汗を握り応援してしまった。
年甲斐もなくとか、汚れたオッさんとか照れ隠しする必要もなく素直に感動しました。