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シャーロック・ホームズのフリンジのレビュー・感想・評価

シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)
4.0
この作品を観るまでシャーロック・ホームズのイメージといえばインテリ探偵でしたが見事に覆されました。

自己中体育会系探偵。そんなネーミングがピッタリです。

ダウニーJrのホームズ。長い髪が似合わないwもうトニー・スタークの印象が強すぎて違和感ありまくりでした。吹き替えもしっかり藤原啓治さんだったし。確かに実験したり薬物中毒だったりと研究者的な一面が垣間見えますがあんまり記憶に残りませんでした。それにワンちゃん実験台にしたりワトソン君好きすぎて婚約者にケンカ売ったりとあんまり笑えませんでした。

ジュード・ロウ演じる助手のワトソン君。医者でイケメンでめちゃくちゃケンカ強くて優しいし婚約者いるしとなんでもこなせるスーパー医者。ホームズとはめっきり真逆の立ち位置のキャラです。お人好し過ぎてホームズにいつも振り回されてばっかりですが彼が存在しているというだけでこの映画のカンフル剤になっています。


先読みしてからの格闘は斬新でワクワクしましたね!

好きなんですこの映画。
でもですよ?

面白くないんですよwあんまりw
場面場面は印象に残るんですが全体を通して盛り上がらないし見せ場のトリックが微妙...1と2のラストがごっちゃになっちゃってたくらいですからw

ブラックウッド卿が死から蘇ったり魔術的なもので街を恐怖に陥れるわけですがブラックウッド卿顔が優しすぎる...キングスメン...

爆破のスローモーションが綺麗で目を奪われたり廃れたロンドンの街並み小物など世界に浸れる要素はいくらでもあるのに...

バディムービー
謎解きサスペンス
ラブロマンス
筋肉ムキムキアクション
人間ドラマ

どこに力を入れたかったんでしょう。なんだかシリーズの入口としては敷居が高くガイ・リッチー節についていけないと楽しめない感じはありました。つまり別にシャーロック・ホームズじゃなくてもよかったんじゃないかとも思いました。元も子もないですがw

それこそこのキャストならパイレーツ・オブ・カリビアンのようにバンバンとシリーズ化できそうなものですよね。2で打ち切りとかアメスパの二の舞いだぜ...

音楽はホームズのテーマがいいですね。耳に残るなぁと思ってたらやっぱりハンス・ジマー先生でしたわ。嬉しい。
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