EDDIE

シャーロック・ホームズのEDDIEのレビュー・感想・評価

シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)
4.2
これまでのシャーロックホームズ像とは大きく路線変更したガイ・リッチー監督の送り出した良作。バディムービーとしても大変満足感のある作品でした。

さてさて、このシャーロックホームズ。世界的にも有名な探偵物語で、もはや知らない人はいないレベルの作品です。
ホームズ&ワトソンのコンビはあまりにも有名ですが、それをロバート・ダウニーJr.とジュード・ロウが演じるってだけでかなり魅力的です。
特にホームズ自身がダウニー色に染められ、原作とは大きく変更が加えられている点が興味を引く要素になっていますね。
2人の友情というのが本シリーズの特徴の一つですが、このダウニー版に関しては凸凹コンビ感が強いのが少し笑わせられてクセになる作りになっています。

ミステリーとしては最後にすべて謎解きをホームズが解説するので、途中途中のミステリー感は薄いですが、ここはガイ・リッチー色と言うべきか、アクションで魅せる新しいホームズに仕上がっているわけですな。
ミステリー×アクション×コメディといった具合でしょうか。ところどころ笑わせられる場面が多く、大男との戦いでは声だして笑いました。これ劇場で観ていたらニヤニヤが止まらなかっただろうなぁ。

ホームズのかつての敵アイリーン、原作でも人気の彼女をレイチェル・マクアダムスが演じます。基本的にラブコメのキュートな役を演じることが多いレイチェルですが、本作ではキュートさも兼ね備えながら泥棒という本職に裏打ちされた知的さとかっこよさを見せてくれます。
私レイチェル大好きなんですけど、本作のヴィランであるブラックウッド卿を演じるマーク・ストロングに容赦なく殴られる場面があるんですが、映画だとわかっていても怒りが湧きました(笑)あんなに可愛いお顔を殴らんでくれ!笑

アクションで魅せる新しいカタチのシャーロックホームズ。これまでなぜか観てなかったわけですが、コメディ要素も満載でバディムービーとしても秀逸、大好きなシリーズの一つに加えられそうです。
原作でライバルのモリアーティ卿は次回作からの登場のようですね。とりあえず3作目の製作も決まっているようなので、2作目も観とかなきゃな。
3作目はガイ・リッチーじゃなくて、「ロケットマン」のデクスター・フレッチャーが最有力だそうですね。
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