脱獄に成功した者は誰一人としていない、監獄島アルカトラズ。そこで起きた、３人の囚人による前代未聞の脱獄劇。実話ベースのお話。
オーソドックスな脱獄劇。見つかりそうになるヒヤヒヤ感や大胆な脱獄計画のワクワク感。シンプルだからこそ、ムダがなく楽しみやすい。
準備パート。『脱獄するためなら』と、意外にもしっかり道具を工作してて驚き。脱出穴を堀るために、爪切り×スプーンの道具を作ったりなど。実際のところ、リアルではどうだったのだろうか？
個性的な囚人仲間。脱獄の主犯たちのほか、黒人グループのボス、ネズミを飼う男、絵描きなどが登場。脇役だけれども、印象的な掛け合いがあったり、事件を起こしたり。物語の良いアクセントになっていると感じられた。
非常に手堅い作り。地味なシーンが続いたりしたら、飽きさせないようにうまくスリリングな展開を仕込んでくる。実話が基なだけあって、最後はなんだか釈然としない部分があるのは仕方ないかなあ。
