FukiIkeda

フローズン・リバーのFukiIkedaのレビュー・感想・評価

フローズン・リバー(2008年製作の映画)
3.9
アメリカン・ドリームの闇。
凍てつくような寒さの中、半分外の様な風通しが良すぎるトレーラーハウスで、その日の生活費をかき集めながら生活をする人達。
夫は、日々の生活や子供の事から目を背け、家族で貯めていたお金を持って逃げ出してしまうような、「ギャンブルをしなければ、いい人」
運命はなかなかハッピーエンドにはさせてくれなくて、極悪人が悪事に手を染めるのではなく、神様が試しているのでは?と思うような、仕方のない状況や、ほんのちょっとした「魔」によって始まる。
他人事として片付けられる状況ではないところまで、日本にもこの貧困と格差の闇が押し寄せているなと、暖房をつけていない部屋で布団に包まって見た。
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