フローズン・リバーの作品情報・感想・評価

「フローズン・リバー」に投稿された感想・評価

みと

みとの感想・評価

4.0
家族のために犯罪に走る母。メリッサレオ、力強い演技だった。終始冷たく暗い雰囲気だが、人々はどこか優しい。最後の謝罪と笑顔が良い。
toshn

toshnの感想・評価

3.6
寒くて辛いストーリーだが、強い母親と健気な息子の行動が胸をうち、映像が強く記憶に残る。
母は強し。

クリスマス直前に夫にお金を持ったまま蒸発されたレイ(メリッサ・レオ)パートの仕事をしているが、子供2人抱えての生活はかつかつ。そんな折、ひょんなことから先住民モホーク族のライラ(ミスティ・アッパム)と知り合い、密入国の手伝いに手を染めるというクライムドラマ。

レイが煙草に火をつける、疲れ切った表情、涙が一筋流れる…この最初のシーンのどうしよもなく途方に暮れてる感じがリアル。
追々旦那がお金を持って何処かに消えちゃったため、手持ちのお金は全然なくてにっちもさっちもいかない…というのが分かってくる。
貧乏した経験があるなら分かると思う、懐が寂しくて絶望的に心もとない気持ち。
そのうえ作中は冬、寒々しさが倍増。

なのでレイがライラと手を組み悪事に手を染めるのも「そりゃこの方法で稼げるならやっちゃうよな」という同情めいた気持ちで見守ることになる。
そして、何だか妙に危なっかしいのだ、この2人。ライラは極度の近視で金勘定が上手くない、レイはめいいっぱい気を張っているが、パトカーを見ると動揺が隠せない。落ち着け。

何度か仕事をするうちにレイとライラの間に友情が生まれてくる。レイはレイで生活が大変だが、ライラはライラで複雑な事情を抱えていた。共通点はどちらもシングルマザーであること。

長男くんがすごい察しの良い子。
家が逼迫して金欠だから、悪事と分かっててもカード詐欺や幼い弟のためウォルマートから玩具の盗みを頼んだりしちゃう。
やっちゃ駄目だけどね。それ犯罪。
根が悪い子じゃないから染まらないで〜と願ってしまう。
父親がギャンブル狂のクソ野郎でも、父から貰ったガスバーナーを大事にしてたり…健気。

終盤でパトカーの中でレイが煙草をつける。
序盤の表情との対比がうまい。

エンディングのカントリー曲好き(⇐アーティストのチェックしそびれた)
冬の凍てつく空気の中、完全結氷しているのはアメリカとカナダの国境を流れるセントローレンス川。

生活に困りカナダからアメリカへ密入国者を運ぶ仕事をする二人。
車のトランクにその者を忍ばせて正に薄氷を踏む思いで夜の闇に紛れるように凍てついた川を渡る。

全編を通して寒く辛く暗い雰囲気が覆う作調ですが、本作のポイントはその二人が子持の女性という点。
男なんか頼りにしていられないとばかりに二人の行動に母性を匂わせているのが特徴的です。
女性監督ならではの一本、寒気の凛とした中にも母親の存在感を混ぜてきています。
yukke

yukkeの感想・評価

3.3
母は強し
結託した2人の母親は、子どもを守るために民族間の軋轢を超えて、リスク覚悟で共に薄氷を渡る
凄くいいお話…だけど特別の感動は無かったかな
hikarouch

hikarouchの感想・評価

2.9
最小限の予算で、最小限のセリフで、最小限の文字情報で、最小限の感情表現で。

それでも伝わる物語の動き、心の動き。

救いのない人生。厚く冷たい氷。

最後にほんのりと、温かい光。

(2011年鑑賞時の殴り書き)
たろ

たろの感想・評価

4.0
どちらの映画も女性監督らしいんだけどこっちのほうが女性監督らしい細かな心理描写とかがあって上手い感じだった
特に主人公のお母さんはすごくいい味出してた
導入部は微妙に無理やりな感じだったけどw

とりあえず母親は駄目人間だったw
そして長男がかわいそうだった・・・
すげーいい子だけに切ない

絶対最後バットエンドかと思ったんだけど意外とハッピーエンドだったw
つーか全体的に意外とハッピーな話だよね
赤ん坊とか

母親と長男が言い争うシーンと車が真っ暗な中、凍った川を渡るシーンが好き
白く染まった最北端の町を舞台にして2人の母親が子供、家族のために悪事に手を染める。
とにかく寒さが伝わる。体感的な寒さはもちろん、生活費を持ち逃げされ途方に暮れる母親から懐の寒さや密入国を手伝う薄ら寒さを感じられ、心が冷たくなる。
しかし所々に微笑ましく暖かくなるような描写もあり、そのギャップに口元が緩む。
ラストは観る人によって感じ方は様々だろうけど希望が感じられる終わりだと思った。

2019/045
メリッサ・レオがとにかくすごい。冒頭、ギャンブル狂の夫に金を持ち逃げされたことに気づいて途方に暮れるシーンのくたびれっぷりとうす汚さ。あまりにも圧巻で一気に感情移入。それ以外は、個人的にはイマイチだった。個々のエピソードが説明不足かつ飛躍しすぎかつステレオタイプ。
M

Mの感想・評価

3.0
ひょんなきっかけから知り合った女二人が、フローズンリバーの薄氷の上を往復し、不法移民を車で運んで生活のための金を得ようとするが...
母であるふたりの女の心を描いたドラマ。
母強し!
子供を思う母の愛も果てしなく強し!
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