サタンの戯れ

ペット・セメタリーのサタンの戯れのレビュー・感想・評価

ペット・セメタリー(1989年製作の映画)
4.0
子供の頃見て、アキレス腱が疼いた作品。笑
昔すぎて詳細は覚えていないけど…ホラー作品だけど、その根本には愛故の弱さや哀しさがあった。

ザックリとした内容で今思う事は、切ないなーという事。
わかるよ、父ちゃん!その気持ち。
私も大切なペットとまた会えるなら、どんな姿形でもいいと思えてしまうから。

異形の姿で、生前とは似ても似つかない性格で蘇えってしまう死者達。
そんな姿を生前と重ねて見ている生者も辛いだろうし、死者を冒涜する行為でとても哀しい事だよね。
頭ではわかっていても、そうせざるを得ない程に愛の喪失に悲観してしまっている心。
あー切ない…。

スティーブンキングの作品は、ホラーであってホラーでない。
ホラーを通して見せるのは、そこにある人間の業。
何だか考えさせられる。
子供の頃に見た私の心に未だに残るのは、ホラー要素ではなく切なさ。
そんな作品。


機会があったらまた見てみたい作品。


2も見たけど、こちらは内容全く覚えていない。笑
エディ(エドワードファーロング)が好きで、ただあの美形を眺めていただけ。
内容覚えていないって事は面白くなかったんだろうな…。
サタンの戯れ

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