Iwa

空海のIwaのネタバレレビュー・内容・結末

空海(1984年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

自分のためのメモ


空海の長く濃厚な人生を描くには、このくらいの時間が必要なんだろうなあ……と思う。

(おそらく製作陣の本意ではないけど)薬子の乱が良かった。薬子の悪女っぷりが色気たっぷりで、これは年下の神経薄弱な天皇なら手のひらで転がせるだろうだろう、という感じ。最期も良かった。くだらない策略を巡らすバカ女ではなくて、周りの男をはねのけ、焼き尽くすような感じがよい
乱のあの…奥方の感じ…

最澄と空海の確執は、空海のアクの強さを出さず、しかも最澄の慇懃さは描くといった形で、良かった。

北大路欣也の生命力やたら強そうな感じ、神通力ありそうな目力がはまり役だった。湿っぽくない感じ。
周りの人々もハマリ役というか、あーこの人はこんな感じだったろうな…と思わせる。丹波哲郎の天皇とか。

明星のシーン、もっとぼかすというか、抽象的にやるかと思いきや、まんますぎた爆
Iwa

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