原作はタツノコのみなしごハッチ。テレビシリーズはリメイクしたが、今作は更に劇場版として大幅アレンジ。実制作はグループタック。
今作はハッチを含め昆虫達が人間の少女アミィと話が出来るようになる。
スズメバチにママを攫われ旅に出たハッチが虫達に出会い、更に少女と心を通わすという超展開だ。
しかもハッチ含めキャラクターデザインは今風にだいぶ可愛らしくリファインされている。
正直みなしごハッチとして見たらコレジャナイ感満載だが、単独の作品としてみたら、まぁまぁかしら。
昔ののタツノコアニメで表現されていたハッチが虐められるのが辛かった人には、寧ろコッチの方が見やすいかも。とにかくみなしご〜で表現されてた世知辛い感じは一切無い。スズメバチ以外は基本みんな良い奴だ。最初に辛く当たるカマキリも味方になるし。
今回アマプラで初めて見たが、音響の良い劇場で見たら迫力あったかも。大きい人間と小さな虫の会話の表現の仕方とか特徴的で面白かった。劇場向きな表現だね。
アミィのキャラを出すのは良いが、アミィの母親が出てこなかったのは不満。日が暮れて家に帰り、夜中に家を抜け出し、土砂降りの中外に出ていたアミィはどんな親に育てられたんだ?その辺のフォローがあるかと思うじゃん。
もっと言えば、ハッチがママと再開することで、アミィも母親との絆を強める…というのが必要だったんじゃないかしら?アミィにも成長劇があった方が盛り上がったのにね。