yaaaさんの映画レビュー・感想・評価

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若き見知らぬ者たち(2024年製作の映画)

4.0

ヤングケアラーの自滅を描く。
賛否あってなかなか攻めた作品は楽しいですね。
内山拓也監督の作品は観たこと無いけど、元女優の荻原みのりさんの旦那さんで豪華キャストで商業デビューできる幸せ者のイメージ。
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.0

お話自体は「結局、そうなるよね~」の新鮮さは無いんだが、ミーガンのビジュアル、動きがとっても素晴らしくて古典的話でも現代風に見事にアップデートされていて十二分に楽しめる映画でした。
精巧になりすぎるロ
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アビゲイル(2024年製作の映画)

4.0

屋敷で夜明けまで闇家業の人々と吸血鬼との息詰まる攻防が繰り広げられるんだろなと見始めて。
主役の女の人が美人で目力強いんでアナ・デ・アルマスさんみたいだなぁとボーッと観てたら怖いんだか、手に汗握るんだ
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スランバー・パーティー大虐殺(1982年製作の映画)

4.0

クレジットに名前無いけどロジャー・コーマン製作なんで俗悪で粗悪な映画かなと思ったけど、結構キッチリ丁寧に作ってあるなの印象。
勿論、低予算なのでそれなりの展開ではあるが編集なんかも凝ってて映画好きが撮
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

4.0

ハゲであることで人生を語って「強い」にリアリティをもたらすジェイソン・ステイサムさん。
やり過ぎバイオレンス描写が時にドキッとして病み付きになるデヴィッド・エアー監督。
主人公がとにかく強ければそれで
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サファリ(2016年製作の映画)

4.0

動物の毛皮や剥製をする事を目的としたトロフィーハンティングを淡々と写す。
声高いに良し悪しの訴えはないが、そんなことも行われてるのも平然の事実ですとありのまま見せられるのはうっすら体温低く恐ろしい。
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レプリコーン(1992年製作の映画)

4.0

アイルランドの銭ゲバの妖精・レプリコーンを描く人知れずシリーズ化されてるホラーなので、どんなに凶暴で恐ろしいのかと観てみる。
結果、なんともノホホンな平和なホラーでした。
レプリコーンに襲われる人々に
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

4.0

意外にイーライ・ロス監督ってこれまでド直球のスラッシャー映画って無かったのね。ですが、なかなか良い意味で悪意充満の映画で期待を裏切らない。
「グラインドハウス」からの予告編からどんなものになるんだろう
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暗殺(2015年製作の映画)

4.0

抗日戦を描くということで重いものを予想してたが、クセのある登場人物が入り乱れる大陸を舞台にした冒険小説を映像化したようなエンタメに寄ったものだった。
それはそれで面白い。
「あの映画の主演の人や」と豪
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BUG/バグ(2007年製作の映画)

4.0

最近、怪談の動画観るのにハマってますが、まさかウィリアム・フリードキンで怪談の映画化(本当は舞台劇)があったとは。アメリカンな人怖の怪談に都市伝説ぶっこみシンプルイズベストみたいな作品。
怪談の映画化
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正体(2024年製作の映画)

4.0

2024年邦画最前線を観る。
シャバは善き人ばかり、なんとなく話の筋わかるよねえ、重要なこと忘れないで、と完璧な作品感ないけど「信じる」という熱い感情を主軸に持ってきて、横浜流星さんの朴訥ながらも変幻
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フォールガイ(2024年製作の映画)

4.0

一瞬、カメラオペレーターから一年ちょいで大作監督になるって設定の内幕ものってチャラいなぁと思ったが、そんなことどうでもいいかな?と思わす程キャラの魅力が浮き立って来て観てられる。
ズタボロながらサムズ
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Broken Rage(2024年製作の映画)

4.0

芸人さんが「すべって怖い思いした」的なエピソードを話してるのをよく聞くが、どんな感じなんだろうかと思うことがある。
観てるだけだが、そのような気分が体感できる?ような作品だった。
フリがあってボケがあ
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Demon City 鬼ゴロシ(2025年製作の映画)

4.0

予告編のなりふり構わないアクションを観て「おおっ!これは⤴️」と誘われて本編観るが「おおっ!これは⤵️」と期待値上回ることなく、予告編のありがたみ(騙し度)を十二分に感じる作品。
韓国映画に迫る熱さは
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.0

前作が凄いスピードで流れる車窓から、あり得ない世界を目撃して「何コレ!!」の驚きの連続だったが、本作はあえてゆっくりとなんなら歩きながら史跡の看板読んで、そんな成り立ちなのねとディテールをたっぷり楽し>>続きを読む

アポカリプスZ ~終末の始まり~(2024年製作の映画)

4.0

なんかタイトルで損してる感じが。
とびきりオリジナルな映画ってことないがゾンビ映画の最新版としてはそれなりに楽しめる。
色んなゾンビ映画、ドラマのネタパクリ感強いがその取捨選択が上手い感触。
場所の展
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鬼龍院花子の生涯(1982年製作の映画)

4.0

有名女優さんの乳がポロンポロン弾ける文芸モノかと思ったら、土佐の任侠一家が時代に併合せず滅んで行く様を描いた「ゴッドファーザー」のような有り様。
仲代達矢さんの馬鹿な父であるはずが、役者の個性とも言え
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視線(2022年製作の映画)

4.0

「ロングレッグス」観たいなぁと思い、それまでの繋ぎとしてマイカ・モンローさん主演の本作を観る。
夫と二人きりでルーマニアにやって来るモンローさん。夫は新天地で頑張って働くが、昼間独りぼっちのモンローさ
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悪霊島(1981年製作の映画)

4.0

酷い書き方をすれば、ビートルズにおんぶにだっこの印象が強いが、現在観れるバージョンにはオリジナルのビートルズがないが、意外や意外に無くてもそれなりに面白い。
最初のベタな演出に画面もそれなりな感じがし
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殺人者(コロシ)を追え(1962年製作の映画)

4.0

おかずの具がパンパンに詰まって蓋がすこし浮いてるぐらいの幕の内弁当の如く、ヒッチの「裏窓」みたいな張り込み、招かざる訪問者、監視対象者が気になる、近所付き合い、幼稚園の送迎バス…「団地」映画的ネタがパ>>続きを読む

ある脅迫(1960年製作の映画)

4.0

むせ返るような加齢臭が漂ってきそうなおっさんザムービー。
色気殆どない画面続くが、その分裏切り、謀略、相手馬鹿にする…のどす黒い感情ばっかり渦巻くハイ&ロー、一発逆転が炸裂する。
60分ぐらいの尺が丁
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結婚相談(1965年製作の映画)

4.0

30歳で婚活する女性が結婚相談所に意を決して飛び込んで、その活動の中で自分自身を振り返る的なラブコメかなと思ったら、違った。
ジャンルで言ったら重喜劇?犯罪物?ホラー!
芦川いづみさん主演の毒ないピー
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.0

ギャレス・エドワーズ監督ってモンスター映画が軸足だと思ってたら、実は「泣けるSF映画」も軸足だったのね。って感じでゴリゴリのSF描写上手いし活劇だしということで再度「ローグ・ワン」観たような印象。
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

4.0

楽して稼ぐ転売ヤーや責任から逃れる若者の寒い時代を描く社会ネタの映画だったり、悪いやつなら殺してもよいという崩壊した価値観の映画だったり、恐怖の大魔王とその忠実な家来の長い友情の始まりを描いた映画だっ>>続きを読む

白頭山大噴火(2019年製作の映画)

4.0

一昔前ならブルース・ウィルス、今ならジェラルド・バトラーが出るようなハリウッド大作的な作品が今や韓国映画として成立してる凄さ。
内容は置いといて画面的には何の遜色もない。
話もある種振り切り過ぎて「ニ
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人間に賭けるな(1964年製作の映画)

4.0

説教みたいなタイトルにドキッとするが、競輪にのめり込み過ぎて焼け野原になる人々の映画。
内容的に暑苦しい画面なのかなと思ったら、かなりクールでアート寄りな作風。午前中で3シーンぐらい余裕で撮れそうな所
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愛のメモリー(1976年製作の映画)

4.0

今では大御所である監督、脚本、撮影、音楽の面々で「サスペンス」を作ったと言うより、「ヒッチコック」を作ったみたいな映画。
バーナード・ハーマンの音楽が荘厳に鳴り響いて、うるさいちょっと手前であるがこれ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

SFならではの映像表現が「ショボ」とか思わなくなり、訳のわからない世界観でもすんなり没入できる。
前半の砂漠の民の所なんか、実際の部族潜入ドキュメンタリー観てるみたいで「ほうほう…」と妙に納得してしま
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トラウマ/鮮血の叫び(1992年製作の映画)

4.0

ダリオ・アルジェントのアメリカ映画。ということで観やすい映画ではあるが「なんじゃそれ?」のクセは薄まってちょっとパンチ弱い。
トム・サヴィーニの特殊メイクも悪くないけど、あっさりで少々期待ハズレ。
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フェノミナ インテグラルハード完全版(1985年製作の映画)

4.0

冒頭のスイスの田舎で今にも嵐が来そうな中、ツアー一行の女の子が乗り合いバスに取り残される不気味なシーンが「こんなずさんなことがあるのか!」と呆れと不穏な様子が入り交じってなんとも最高。その呆れと不穏な>>続きを読む

死霊のえじき(1985年製作の映画)

4.0

ゾンビ映画の名作。
正直、若かりし頃の初見の印象は生き残った人しゃべってばっかりでつまんねえーなぁだったが、時を経るとこの「しゃべってばっかり」の所が意外と面白い。町内会の会合で起こるいざこざみたいな
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あした晴れるか(1960年製作の映画)

4.0

石原裕次郎さん扮するカメラマンが「東京」を好きなように撮ってきてと依頼される話。
冒頭から「ギャー」と捲し立てられるような騒々しさとスピード感でかなり煽る。
東京都内を縦横無尽に写真撮りまくる話なんじ
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はなればなれに(1964年製作の映画)

4.0

題名からゴダールの映画というよりも、タランティーノの昔の制作会社の名前であるという所で興味あり、その系列で日本の怪談師のいるバンドの名前の由来でもあるという影響力。
男二人と女一人による安い犯罪モノと
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先生!口裂け女です!(2023年製作の映画)

4.0

口裂け女×ヤンキー。
ホラーとしたら怖くはないし、主人公の倫理観に?な所もあるんだが、観終わった後の爽やかさが妙に新鮮。
真似事ヤンキー三人組のワチャワチャが結構アホなりに楽しい。
三人組の女の子なん
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クロスロード(1986年製作の映画)

4.0

もっと観られてカルト化したらいいのに!
ブルースの伝説的生証人とジュリアード音楽院に通う坊っちゃんがミッシシッピーを目指すロードムービーで旅の道中で路上での経験をとおして「ブルース」とはなんぞや?を習
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

「鬼ごっこ」の映画化。
早歩きから王道のトム走り、車、バイク、列車と、もうスパイ映画であることを忘れたかのようにアクションシーンはひたすら追っかけこ。
色んなシチュエーションで同時タスクでこんがらさせ
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