yaaaさんの映画レビュー・感想・評価

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CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

4.0

どうせ失敗した作品なんだろうなと、思いつつもしかしたら!の期待もあって。
監督が映画「万力」が不条理を振り切りすぎてある種潔かったので、その延長での期待で任命されたのかなと邪推したが、出来上がりはこう
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フォーガットン(2004年製作の映画)

4.0

作り手も受け手も意図せず、「プププッ」となるのを面白さと捉えたらそこそこ楽しいし、「駄目だこりゃ」となればおしまいだし、なんとも珍品。
画面には写らないジュリアン・ムーアさんの茶目っ気を感じる。
演技
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

4.0

「シビル・ウォー」が早く観たくてしかないので、そのつなぎとして。
アレックス・ガーランドってホラーやSFのジャンルムービーをちょっとエエ感じに外してくるところがなかなか好感もてるなの印象。
で、田舎ホ
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執炎(1964年製作の映画)

4.0

浅丘ルリ子さん出演100本記念の作品なんて、とにかく浅丘さん映画出過ぎ。
話は日本海に面した村で戦争で引き裂かれる夫婦を描いたものであるが、画面がとても面白い。勿論、浅丘ルリ子さんの可愛さ、美しさはき
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MANRIKI(2019年製作の映画)

4.0

変な映画なんだろうなの印象どおり変な映画ではある。猛毒コントにとらえたらよいか。
お洒落な映像にクスクスしたら笑いもありの結局何んなのコレ?の「ツインピークスリターンズ」みたい。
モデルの人達嫌いとい
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ミックス。(2017年製作の映画)

4.0

もっとベタな潰れそうな卓球クラブ復興の為にがむしゃらに大会に挑む!みたいなので十分良いのに、恋愛要素も入れ込んでみたいなサービス展開はいらんかったなぁと。
最後に抱き合ってキスするぐらいでいいじゃんと
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ディア・ドクター(2009年製作の映画)

4.0

無医村の村で医者に成りすまして人々を救ったという単純な美談にしてないところがいい。主要な人物皆が嘘をつく、嘘を受け入れると何が事実なのかわからなくなるが、皆が当人にとっての事実を作り上げていく。
笑福
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刑事物語(1982年製作の映画)

4.0

古くさー。
がゆえに面白い。
王道の感じが時間を置いたらそれなりに面白さに加担してる。
それにこの映画には、カンフー・おっぱい・吉田拓郎の「唇をかみして」の必殺技アイテムが用意してある。
終盤のそれら
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この子の七つのお祝に(1982年製作の映画)

4.0

因襲にとらわれた人々が巻き起こすドロドロした物語かと思ったら、占い師に頼る政治家、誘拐・洗脳と都市伝説のネタみたいなので溢れている。しかし、大映ドラマの始祖が撮るだけあってドロドロの人間関係は濃厚過ぎ>>続きを読む

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

4.0

ロケ番組のリポーターのあっちゃんが冒頭から異国で置いてけぼりをくらい不穏な感じでスタートする。
やりたくない仕事してます充満の雰囲気から「新たな自分を発見する」みたいな映画なんだろうなと観始めるが、ロ
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地球最終戦争ロボット・ウォーズ(1994年製作の映画)

4.0

70分と短い割に話が面白くなくて、久しぶりに長く感じる。バーバラ・クランプトンさんがヒロインなのに普通にヒロインやってるのがとっても腹立たしい。
そんな退屈な映画だが、見所・見せ場だけはある。
デヴィ
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SHAME シェイム(2011年製作の映画)

4.0

マイケル・ファスベンダーさんの
凄い表情コレクション。
役者であってもあんなとんでもない顔をカメラを前に出来るなんて感服しかない。
SEX依存症を描くにしてもSEX出来る相手がいるだけ幸せじゃないかと
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ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

4.0

電車の車窓から見える家に思いを馳せるというのは、実際やってしまうし、どんな展開になるのかなとドーンと広がりも期待する。
映画自体は「えっ!あなたってそんなに人気なの?」とギューンと縮まる感じはある。ま
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Seventh Code(2013年製作の映画)

4.0

60分という短さがいいなぁと思い観始める。が、終盤になりコレならもっと長く観ていたいとなる不思議。
アイドル×ウラジオストクがどんな化学変化起こすのかなと思ったら、一途な女の子の話に落ちると見せ掛けて
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曖昧な未来、黒沢清(2002年製作の映画)

4.0

映画「アカルイミライ」(面白い映画です)のメイキングというより黒沢清の創る映画全般に黒沢清は何を想いながら演出してるのかがうかがえる。
「ジャンル映画は分かりやすくて好き。」
「心理よりも肉体がどう動
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パンツの穴(1984年製作の映画)

4.0

昭和のトチ狂った感覚、コンプライアンス無視な映画を観たいなぁと思い鑑賞。
今までは撮られないアウトな箇所が在るにはあるが、かなり大振りな失恋の映画で、若い頃は…みたいになぜか爽やかに。
けど、大きいエ
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グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

4.0

隕石ってよく降ってきますねえ。
ジェラルド・バトラーが大災害からサバイブするというより、作劇的に仕方ないがジェラルド・バトラーがいると半径数メートルから大惨事が巻き起こるみたいな。
ご時世的にも隕石は
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

4.0

いつもの矢口作品とは何やら雰囲気が違う感じ。
パニック映画のパロディやコメディ映画なのかと思ってたら、電気がなくなったらどうなるか?のシュミレーション感が色濃い。
大枠コメディ映画なのだが、いつもの馬
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異人たちとの夏(1988年製作の映画)

4.0

泣ける怪談。
が、結構色んな感情ぎゅうぎゅうに詰め込まれていて何を軸として観たらいいのか贅沢な悩み。
前半の大人の恋が、結構エロい。
からの昭和ノスタルジーがそれをうわまって良い。
エロと懐かしさの揺
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セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

4.0

アイドル映画の金字塔と思ってたら、そうじゃない。
かなり異様な映画。その異様さがおもろい成分にも侵食してて奇跡的に面白い映画になっている。
骨格のストーリー自体攻めてるのに、薬師丸ひろ子さんを中心に渡
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スマイル(2022年製作の映画)

4.0

画面を漂う雰囲気が寒々としていてホラー映画としては良い感じ。
画面を埋めるというより間引いていくような画作りが上品でもあり恐い。
話は伝播していく恐怖だが「悪魔を憐れむ歌」を思い出したりして。
こうゆ
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バーバリアン(2022年製作の映画)

4.0

なかなか構成、脚本が面白い。
空き家に民泊するというAirbnbが今的なんだと思う(終わらない終末もそうか)がそこからダブルブッキングのプチ恐から、怪しきあいつにソワソワしてからの地下室が…とネタのち
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死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

4.0

森の中でこそ「死霊のはらわた」でないの?しかもアパートで!
の危惧も冒頭から吹き飛ぶ。
おなじみシェイキーカムで突き進むと思わせてからのドローン映像。
骨骨装丁の「死者の書」。 
オープンリールでなく
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カオス・ウォーキング(2021年製作の映画)

4.0

SF映画でもありながら西部劇にも見える。大掛かりにみえて案外こじんまり?
心で思ったことが聞こえり、見えたりするというこの映画「ならでは」があるが、果たしてそれが面白さに加担してるかどうかは不明。
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

ハリウッド映画でよく聞こえる男性の情けない「ウァ~~ア」って叫び声が「ウィルヘルムの叫び」という音ネタを使い回してるのは有名でそれも一つの音響効果。
映画って平面だけだが、映像と音が相まって素晴らしい
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.0

目が覚めたら奴隷だった!とトライワイトゾーンみたいな話だなと思ったら実話なのが驚く。
しかめっ面が強要されるぐらい迫った映像が展開されて疲れる。が空想絵空事でないことの恐怖。人類はまだまだ未熟です。
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プリズナーズ・オブ・ゴーストランド(2021年製作の映画)

4.0

なにをもってハリウッドデビューとするのかはよくわからないが、たしかにニコラス・ケイジは出てるわな。だからと言って面白いということがない不思議。
海外資本でもやりたいことやるというスタンスは凄いけど、そ
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

4.0

劇中の半分くらい着てるサンドラ・ブロックさんのラメのギラギラのシャンプスーツが全てを物語ってるかのよう。
胸元ザックリ開いてセクシーなんだが、何かがモロだしになることもないモヤモヤ感。常にギラギラ光る
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日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

4.0

歴史の重要な場面を再現して見せてくれることも映画の役割としてあると思う。
戦争の終わらせ方ということで緊張感持って見る。
原田版は天皇、総理大臣、陸軍大臣がそれぞれ国を想い人間力を発揮させて終戦に導い
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ア・ホーマンス(1986年製作の映画)

4.0

小声で言いたいぐらいヤクザ、アクション映画として観るとつまらない。
しかし、長回しが多用されるようにゆっくりジトーッと監督の表現したい想いが炸裂していて嫌いに慣れない。が、ほぼ変!
あの人キレたら怖い
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永遠の0(2013年製作の映画)

4.0

泣くための装置として「戦争」を描くのには違和感ある。本作もそれが全面押し出された映画かなと思ったが、ちょいと感触違った印象。
今日あるのは色んな形の命のリレーがあったからなんだと先祖に感謝と全ての人に
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激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)

4.0

岡本監督の大きなテーマに戦争への怒りというのは有名だが、ここまで怒ってらっしゃるとは…
持ち味の一つ軽快なカット割というのはなりをひそめ、ただただ人が死んでいくだけの映画。
不謹慎な言い方すれば「死に
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八つ墓村(1977年製作の映画)

4.0

都市部で見られない寒村部の風景、奇妙で因縁ある村の歴史、洞窟探検…ってもう、クレイジージャーニー・ザ・ムービーみたいな内容ではないか。
もうちょい色々調べてみると出版社VS映画会社、原作と格闘する脚本
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

4.0

パールハーバーからミッドウェイ海戦までの史実を描くというより、やられたらやり返せの飛行機アクションを観てるよう。
それはそれで「ローランド・エメリッヒ」という看板で観る分には申し分ない。
中国資本の映
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コンティニュー(2021年製作の映画)

4.0

タイムループものって言うのですか。何度も何度も繰り返して少しづつ核心に辿り着くやつ。
良い塩梅の悪ノリがなかなかよくて、ド派手なアクションが続いて画面的にも飽きがないので楽しめました。ヒトラーの拳銃と
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0

ポップで明るく人がバッタバッタ殺される前2作と変わってシリアスなトーンで進む。最初は居心地の悪さ感じるがこれはこれで慣れると観てられる。
マシュー・ヴォーンって「Xマン」での歴史に改変?的な内容が面白
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