さっ

33号車応答なしのさっのレビュー・感想・評価

33号車応答なし(1955年製作の映画)
3.8
「そのおじさん(志村喬)の目をくり貫いちゃいなさい!」とか言ってるヒロポン密造者の平田昭彦がキモすぎ

当時のパトカーや指令センター、そして無線のギミックが細かくて実に良い。夜の街へ出動する警察車両群のカッコ良さ

前半の他愛ない事件の数々が伏線となって平田の一味に結び付く脚本(柳谷寛が持っていたブリキの玩具、根岸明美のオウムなどの小道具の巧みな活用)は今見ても良く出来てる。そしてパトカーが乗っ取られるという大胆さ

堅物の池部良、飄々とした志村の警官コンビは車内でずっと愚痴ってるのがリアル(笑)。ダンスホールで踊り子にからかわれるシーンが好き(まんざらでもなさそうな志村の顔よ)。土屋嘉男から染った口笛が彼らの家族への思いの象徴になる
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