オーウェン

断崖のオーウェンのレビュー・感想・評価

断崖(1941年製作の映画)
3.3
思い込みによる効果がサスペンスを生み出すという、発想は面白い。
ただこれ原作があり、それとは違う結末のためラストが少々物足りない印象がある。

ヒッチコックは必死で原作どおりを望んだらしいが、製作者側が断固拒否。
まあキャストを考えればこの時代には難しいのは頷ける。

ケーリー・グラントが顔は良くてお金に執着。さらには嘘方便というキャラクター。こりゃ好かれないのも当然。

主役はジョーン・フォンテイン。徐々にキレイになっていくとこなんかはさすが女優と思うのだが、この役でオスカーを獲ったというのが疑問だがいかがなものか。

ヒッチコック作品でこの時代カラー作品というのは目新しかった。
真相話せばあっという間に解決するのですが、それは禁句(笑)
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