レッドメイン

しあわせの隠れ場所のレッドメインのレビュー・感想・評価

しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)
5.0
悲しみと喜びが入り混じる作品。
笑ったり泣いたり、、、。
「置かれた場所で咲きなさいって」言葉あるけど、なんて無責任な言葉なんだって思えてくる、、、。

親に捨てられ、転々としていたマイケルだが、ある男の人が面倒を見てくれて高校に入学させてもらえた。その後奥さんの反対で男の人の家にはいられなくなったが、リーアンの家族に拾ってもらい、最初は笑顔の一つもなく、他と壁を作っていたマイケルだが、献身的な家族と過ごしているうちに初めての事をたくさん経験して笑顔が増えてくる。
学校では白人ばかりで、勉強もついていけないが、弟のs.j、妹のコリンズ、先生の協力により段々と馴染んでいく。
最後は恵まれた体格を活かしアメフトのドラフトに選ばれて、家族に恩返し。

ここからは単に感想。

ビックマイクを乗せてあげるお母さんの心も広いし。
それに対して「あの顔はなにかを決心したときの顔だ」ってなにも言わずに対応するお父さんも素敵。
いい家族だな。
ビックマイクのために、家族みんな文句も言わずに一緒に食事。それが当たり前のことのようにできるお母さん。
表面的にはお母さんの優しが溢れてるけど、裏ではお父さんがマイケルの緊急連絡先を自分の家に変えてたりと、献身的。
最初は深入りせず一定の関係を保っていた先生たちも1人の物理の先生を筆頭にマイクに対しての熱意が変わっていく。
人間の本能的に、なんでもでこなせちゃう子より、必死に頑張って、頑張ろうとしてる子には、こちらも本気で教えたいって思うようになる。
兄の家を知らないし、最後に会ったのは小さいとき。同じ兄弟でも一緒にいることができなかった話を、一緒に暮らせることができてる家族の前で言うことで重みが増す。
クリスマスカードにしっかり使ってくれてる。
弟との練習。弟貫禄あるな、、笑
もちろん国や場所によって環境とか様々な違いがあるから一概には言えないけど、こんなにも責任ある人と無責任な人でわかれるのか、、、。
お母さんの他の選手に対しての扱いが、、笑
リリーコリンズ可愛い。


リーアンの愛、家族の愛、素晴らしかったです。
こんな大人になりたい。
感動と共に、格差社会や、資本主義のウィークポイントが見えた気がします。