人種差別や格差社会、そんな辛く悲しい現実が生んだ実話を元にした作品で、やりきれない涙も流してしまいますが、どんどん本当の家族になっていく様子には心打たれしますし、とても感動する映画です。
この映画でサンドラ・ブロックが大好きになりました。たくましくも優しい女性、母親を見事に演じてくれています。
また、弟がとにかくナイスで、節々に笑わせてくれます。実際の家族も救われたでしょうが、映画を観ている私たちもとても救われます。加えて、奥さんを愛していて信頼しているゆえに振り回される器の広いお父さんもこれまたナイスですし、思春期で難しい年頃にも関わらず、家族にきちんと愛を示すお姉ちゃんの姿は美しくて、さすがはお母さんの子！と嬉しくなるし、本当に素晴らしい家族です。
エンドロールには実際の家族の写真が流れるのですが、最後の最後までグッとさせられます。
