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しあわせの隠れ場所のkdotyのネタバレレビュー・内容・結末

しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

6年間ほど観るのを貯めてしまっていた映画をこのコロナ期を気にやっと観る行動に移せました。

高校の友達が好きだと言っていたもので、かなり有名なのでどんな風な映画かは知っていて、感動するんだろうなと構えていても、それでも、涙してしまうところがいくつかありました。

この映画で1番好きなフレーズは『She's an onion. You have to peel her back a layer at a time.』たまねぎと一緒だ。1枚ずつむけ。とショーンからマイケルに伝えるラストのシーンに使われた言葉だ。この言葉は作中に2度使われていたが、最後の方が好きだ。
何事もどんな人に対してもゆっくり着実に進めて行くことが大事なのだと改めて気づかされました。 とても好きな言葉です。

このテューイ一家がなんて優しい家族なんだろうと不思議になるくらい心が広く、日本人にはこんなこと出来る人絶対いない!と思ってしまう。お金を持ってる富裕層でありながら、お茶会をしたりする二児の母でありながら、こんな事が出来てしまうリーアンにすごく感動した。ほんとうにすごい。(涙目)特にSJの何でも受け入れて自分の流れに持っていけるあのキャラクターがすごく好きになりました。

この映画は途中まで1秒もれなく良い話だなと思っていたけど、ワンシーンだけすごくムカついた。それはinvestigateのシーンで、マイケルに親がおまえを大学に強い選手を送りたい為に後見人になったと伝えていた所だ。そんなわけがない!なんでそんな事が言えるねんと事情を知らない事を分かっていても怒りたくなった。あそこのシーンは胸が痛すぎて観ることすら辛かった。
(マイケル実家あたりで起きたイザコザはムカつきましたが、マイケルが殴ったことでスッキリしました笑)


最後にこの映画で1番好きなシーンですが、なんといってもあの審査員を1つの質問で黙らせてしまったシーンではないでしょうか。事実だけど言われたらムカつく図星を突くような事を言ってくる審査員を、強引に跳ね除けるわけでもなく、優しくソッとただパパとママ家族が行ってた学校だから僕も行きたいと言い、黙らせてしまいました。ただそれだけ、これ以外になにもありませんよ。そう言うように解決させたのは本当に完璧で、幸せはこんな言葉の中にこそ隠れているのではないかと私は思います。
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