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君たちがいて僕がいたのjunのレビュー・感想・評価

君たちがいて僕がいた(1964年製作の映画)
3.6
60年代の舟木一夫は邦画5社すべてで自分の曲またはアルバムのタイトルを題名にした映画に出演していて人気のすごさがうかがえる。本作は東映での初出演作で原作は青春小説や官能小説で有名な富島健夫だがどことなく石坂洋次郎の「青い山脈」っぽい雰囲気。クライマックスの総会の様子を生徒たちが無線で聴くシーンは日活版「青い山脈」で理事会の様子を無線で聴くくだりを思わせる。また議長役を買って出る祖母役の岡村文子は東宝版「青い山脈」の理事会シーンにも出演している。ストーリー展開は舟木一夫よりも本間千代子演じるヒロイン・知恵子に焦点が当てられていて魅力的に演じているが高校生にしてはメイクがちょっと濃すぎる感じで違和感があった。日活の舟木一夫出演作で共演が多い堺正章がこちらでもクラスメート役で出演。知恵子の友人・美子を演じた佐々木伊都子は後に佐々木梨里と改名して個性的なバイプレイヤーとして活躍。そして階段で話を盗み聞きする少年役で風間杜夫が本名・住田知仁名義で出演している。
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