EDDIE

ソウのEDDIEのレビュー・感想・評価

ソウ(2004年製作の映画)
4.5
2人の男と1人の死体。バスルームで繰り広げられるシチュエーションスリラー。
男たちはなぜ囚われたのか…命懸けのゲームを強いる“ジグソウ”は最前列で彼らを監視する。
張り巡らせられた謎が終盤に解き明かされるにつれ快感を覚え、思いもよらぬラストに驚愕。間違いなく傑作!

「『ソウ』絶対面白いから、1作目だけでもいいから絶対観て!」
リアルな友人にもこのようにオススメされてきたにも関わらず、食指が伸びず初公開から17年が経過してしまいました。

この度U-NEXTさんが『ソウ』シリーズを一挙配信開始(なぜか2作目はなし、何か権利の問題とかあり?)してくれたことで、意を決して観賞しました。
まず、私ホラーの類は全然平気です。よほど恐ろしいジャパニーズホラーでない限りは割と何でも観れます。
だけど、本シリーズはなぜかこれまで手が伸びませんでした。

そして、観てみるとホントに今まで何故観なかったのかと自分を問い詰めたくなるほど傑作じゃないですか。
サスペンススリラーのジャンルだと思うんですけど、『セブン』を初めて観たときの衝撃に似ています。
むしろ何もタネも仕掛けも知らない初見時に限れば、間違いなく『セブン』以上の衝撃だったし騙されてしまいました。

しかもメインキャストのバスルームに閉じ込められた片方の男は脚本のリー・ワネルご本人じゃないですか。
演技もなかなかイケる口ですね。
それにしてもこの人の脚本は抜群に面白いですね。

バスルームでのシチュエーションものではありますが、他にも首謀者“ジグソウ”を追う警官たち(これがダニー・グローバーとケン・レオン)がいたり、とある人質がいたりと別シーンも映し出されます。
ドラマ『LOST』のファンとしてはケン・レオンのほか、マイケル・エマーソンが出てたのも嬉しかったですねぇ。

ホラーとしてはさほど怖さはないですが、結構グロいというか残酷描写が特に終盤に立て続けにあるので、血の類が苦手な人はご注意ください。
そのあたりが大丈夫で未見の方いれば、是非とも観てください。これはホラー史(サスペンススリラー史?)に残る名作です。

※2021年自宅鑑賞112本目
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