佐柳よいれ

ソウの佐柳よいれのネタバレレビュー・内容・結末

ソウ(2004年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

極度の緊張感の中、何かを覆そうと行動する二人 
シンプルなゲームだからこそ発生する行動力が物語が進行する事に擦り減っていくのを観るの本当に辛かった。

ポケットに手を突っ込めばメッセージがあるし従えばアイテムが手に入る。
「何とかなりそう」
それが何度も起こる。
その起こりは鎮まる。
希望ではなく単なる延長を見せつけられているのだ。
例えるならジェンガだ。
物語冒頭、アダムが目覚めた時に二人に繋がれている鎖の鍵が水と一緒に流された。
この時点で足の切断は確定している。
それがジェンガが崩れること
崩れるのは避けられない
でも崩れるまでの時間は引き延ばせる。
この物語もそうだ二人でずっと引き延ばしている。
それでも限界はある。
ゴードンはジェンガを薙ぎ倒すを選んだ。
アダムは崩れるジェンガに巻き込まれてしまった。

低予算ながらも飽きない映像と緻密に組み込まれた伏線、舞台、メイク
全てが最高
あと主題歌がFear Factoryってのも
佐柳よいれ

佐柳よいれ

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