キネマ寸評

ヒドゥンのキネマ寸評のレビュー・感想・評価

ヒドゥン(1987年製作の映画)
4.8
正直僕の中ではジャック・ショルダーのキャリア頂点。カイル・マクラクランのハマり役の一つ。この奇想天外で面白い脚本が80年代の発想力だと思う。宇宙人と人間の刑事バディものなんていまやっても新鮮じゃないか。一点詰めが甘かったのはシルバーガンが人間の手形な事。それでもあの小物の存在感は素晴らしい。正義は光、悪は虫とかエイリアン概念までも覆した。そしてターミネーターのような半不死身設定。表情が無く強烈な部長とオッサン、乳首立ちのストリッパー悪役。スーパーカー。パンクロック。細かい説明は一切なし。そのぶった斬りがいい。ブラスのスコアがズンズン来てカッコいい。家族愛がホッコリ。この作品はこれで完成しているので続編は必要無い。
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