ミーン・ストリートのNakaoのレビュー・感想・評価

マーティンスコセッシ×ロバートデニーロ初タッグ作。ミーンストリート（危険地帯）と形容されるニューヨーク、リトルイタリーが舞台。

何処までもダメ男のジョニーボーイと何かと世話を焼く親友の主人公。まともな人生も送れずマフィアとしてもパッとしないチンピラ共の群像劇。

金は返さねぇわ、ちょっとした事で喧嘩をはじめるわほんとどうしようもない連中の日常を見せられるだけで映画自体はパッとしない。そこまで面白くもない。なのにニューヨークの夜景や薄汚れた街角、暗くて辛気臭いbar、地下ビリヤード 場、スカスカの映画館、音楽、閉塞感。場面のひとつひとつがとても映画的で好み。憧れる。

節々に出る戦争の影。いかにもアメリカンニューシネマっぽい終わり方。

• #芸術新聞社70年代アメリカ映画100