このレビューはネタバレを含みます
とある大学の夏休み。
「SF研究会」は連続トラブルのあげく、クーラーのリモコンを壊してしまう。
翌日、猛暑の中ぐったりしてる部員達の前に突然タイムマシンが出現する。
昨日に戻り、クーラーのリモコンを取ってこようと思ったメンバー。
しかし、タイムトラベルしたことが面白くなった面々は、過去の世界でフザけたことばかりする。
そんな中、過去を変えると今が消えてしまう可能性がある事を知った。
慌てた部員たちは自分たちの「今」を消さないために、大急ぎで以前に自分たちが過去でやらかした一連の行動が致命的なことにならないようにリカバリーしようと奮闘する。
たった1個のリモコンのために、すべてが消滅してしまうのか!?
めーっちゃくちゃ面白かった!
前半は違和感ばかりのシーンも、見ていくにつれてパズルのピースが合うようにわかっていくのが気持ち良い。
男子のノリも男子らしく馬鹿馬鹿しくてつい笑ってしまった。
タイムリープものはシリアスになったり難しくなりがちだけど、深く考えずに楽しく観ることができた。
「決められた枠に滑り込む、みたいな」
この言葉によって、保積がタイムマシンを作り出すかもしれない未来、
甲本が苗字を変えて柴田と結びつくかもしれない未来、
そんな希望を見ることができた。
良い映画なのになかなか地上波で放送されないのは、ヴィダルサスーンという商品名が出てくるためらしい。