何回も見過ぎて飽きがきてるはずなのに、またいつか放送されてたら見てしまうだろうな笑
スルメの様に噛む分だけ旨味を感じるアクション映画の傑作である。
低迷してた80年代以降のアクション映画にとってこの作品はまさに救世主だったみたいで（キアヌ・リーブスはこの時から既に救世主ネタ持っていたんだね笑）手に汗握るスリリングな展開と手の込んだ鬼ごっこ的なストーリー、バスやエレベーターという密室での心理的追い込み方も秀逸。
観客にアトラクション要らずの興奮をこの作品は届けてくれる。
本当に分かっていても息つく間もないくらいの畳み掛けるアクションの連続には感嘆するばかり。
監督は撮影監督出の方だけあって画面の構図とかも素晴らしいの一言に尽きる。
この作品はそう言った脚本の妙と配役の適材適所が最高にケミストリーした瞬間を捉えられていると思う。
勿論それらが映画のハラハラドキドキを盛り立ててるのは言うまでもない。
バスという共通理解できるツールを使ったという点に於いても、皆がその世界観にのめり込みやすいし、本当に良い映画だと思う。
惜しいのはこの手のアクション作品はどんどんとCGの多様化とマッチョな俳優で上書きされていってることだ。
久々に手に汗握る本格的アクション映画、出てきてほしいものだ。
それにしてもヤン・デ・ボン監督て名前からして中国系のアメリカ人かなと思ってたけどクレジット見て驚いて調べてもう一つ驚いたんだけどオランダ人だったのね笑
ヤンはヤンでも綴りはJanだしボンもbontていう笑
