じゃがいも

25時のじゃがいものレビュー・感想・評価

25時(2002年製作の映画)
3.9
エドワードノートン、さすがの演技力。
バーのトイレでの独白のシーンには圧倒された。

「人生を台無しにした」といった意味の言葉を幾度となくモンティが口にする。自分が罪を犯したことに対する後悔の念がひしひしと伝わってきた。
恋人や二人の友人はモンティに「刑期を終えたらまた会おう」「また一からやり直そう」といった優しい言葉をかけるが、言っている本人たちも含め誰もがその難しさを知っている。
もちろんモンティ自身もそれが不可能に近い社会であると分かっており、これが普通に過ごせる最後の日。彼の表情に覚悟がしっかりと表れていた。

父親との刑務所までの道中の演出は見事。絶望ややるせなさが一気に襲ってきた。
壮大な楽曲から小洒落た楽曲まで楽しめるのもスパイクリーならでは。
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