このレビューはネタバレを含みます
ラスベガスの三大カジノの売上金を強奪するために集結した11人。実行犯のオーシャンは、カジノ経営者のベネディクトから現金だけではなく、元妻・テスをも奪おうとする。
こうも名優に揃われると嫌でも強盗側を応援してしまいます。ベネディクトは冷徹だが、テスの言う通り何も悪いことをしていない。そう理解していてもベネディクトが悪役に見えてしまうのは見せ方が上手いんでしょう。
クライム映画で必須の銃に頼らず一切血を流さないクリーンな計画にも関わらずワクワクできたところは評価されるところです。しかしどうしてもラストでテスが簡単によりを戻したことが気に食わないです。ベネディクトに愛が無いことを証明出来ても、失った5年間を取り戻す理由にはならない。
あとベネディクトの手下に監禁されたオーシャンはあんなに殴られ続けた設定だったのに、身体にキズも衣服の乱れも全く無くなんでこれでバレへんねん!!と違和感満載でした。