昨日、1951年公開のカラー映画を観たばかりだったので…
2011年公開のほぼサイレント・モノクロ映画である『アーティスト』は、時系列が逆転したような不思議な感覚になり、あまりにもインパクトが強くてどんどん引き込まれていきました。
私自身、これまでサイレント映画を観たことがなかったので尚更感じたことかもしれませんが、
「今」観てよかった作品です。ある意味、映画館で観なくて良かった…とも思いました。やっぱり、最初の方は台詞がないことが違和感で仕方なかったので、気がつけば独り言をいいながら空間を補っている自分がいて、1人応援上映の状態になっていました。(笑)
物語が進むにつれてその応援上映はなくなり、むしろ主人公に感情移入して、完全に作品にハマってしまいました…。
サイレントからトーキーへと移り変わるハリウッドを舞台にした映画といえば、私の中では『雨に唄えば』一択でしたが、今日からは『アーティスト』も仲間入り。前者ももちろん好きだけど、個人的にはこちらの方が好きかもしれない。
久しぶりに、面白い作品に出会えました。
本当に、「今」観てよかった。
