ピクサー映画はどれもこれもオープニングが素晴らしい！子供を驚すモンスター、ベッドにいたのは実は人形、そして倒れる部屋の壁…。それに続いて、彼らモンスターの普段の仕事風景がとてもワクワクできる。こういう「鑑賞者にとって非日常だが、登場人物にとっては日常」の描写が面白ければ大勝利だ。クライマックスの大量のドアを渡り歩く追いかけっこがビジュアルとしてもギミックとしても最高。惜しいな、と思ったのは悪役の動機の弱さ。それと、「恐怖ではなく笑いをエネルギー源にする」というオチが読めてしまったことと、「なんでいままでやらんかったんだ？」という疑問がついて回ってしまったこと。
