オーウェン

コンドルのオーウェンのレビュー・感想・評価

コンドル(1975年製作の映画)
3.9
陰謀に巻き込まれるサスペンスものでは、かなりの快作に仕上がっているシドニー・ポラック監督作品。

冒頭の事務所の会話から、暗殺までが見事なシークエンスでまず引き付けられる。
コンドルのコードネームを持つロバート・レッド・フォード。
そして暗殺者のマックス・フォン・シドー。
何とも激しぶな二人の存在感に引き付けられる。

とくにシドーの帽子をかぶった姿が迫力たっぷり。
そしてラストのかっこ良さと締め方が、同じレッドフォード主演の「スパイゲーム」との大きな違いか(笑)

こういう陰謀ものになると男が目立ち、女は添え物的扱いが多いがこれもその類い。
フェイ・ダナ・ウェイが出てくる必然性が感じられないのは勿体無い。
ラブシーンは明らかに不必要だったが、それ以外は実に面白い。
オーウェン

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