たく

コンドルのたくのレビュー・感想・評価

コンドル(1975年製作の映画)
4.0
原題は「コンドルの3日間」、さらに原作は「コンドルの6日間」らしい。
まさに緊迫感だね。
CIAの秘密組織である資料調査機関が何物かに襲われ、たまたま買い物に出ていたコードネーム「コンドル」は命拾いしたが、彼を抹殺しようとするCIAに追われることとなる。それはコンドルが突き止めた情報が、CIAにとって都合が悪いから。

途中でフェイ・ダナウェイを利用してかくまってもらうんだけど、ここのフェイ・ダナウェイがなんか可愛い。
彼女のいつもの役に似合わず、しおらしくてね。
CIAの陰謀が石油利権にかかるものということが分かり、コンドルはこの情報を新聞社に売って自己の身を守ろうとするが、うまくいかないことを予感させるラスト。
陰謀は守られるということ。

この緊迫感と孤独の陰がシドニー・ポラックの味で、なかなかいい。
たく

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