木野エルゴ

テイキング・ライブスの木野エルゴのレビュー・感想・評価

テイキング・ライブス(2004年製作の映画)
1.3
建設現場から半ば白骨化した遺体が見つかり、地元警察はFBIに協力を要請する。やってきたのはプロファイリングを専門にする特別捜査官イリアナ。事件が進展していくうちに、犯人が他人の人生を盗みながら次々と殺人を犯していたことが判明する。警察は唯一の目撃者であるコスタを囮に犯人を誘き寄せようとするが…


キャストは有名どころ、設定も悪くない。しかしあるシーンのせいで犯人が思い切りバレてしまっているので、その後のイリアナや警察官の行動がマヌケにしか見えない。これは意図してバラしたのか、バレないと思ったのか。どちらにせよサスペンスとしてやっちゃいけない。

原作本のあらすじを見ると、どうやら犯人側の視点から書かれた本だったらしい。それをプロファイリング専門の特別捜査官をメインにして書き換えたからだいぶ無理があるストーリーラインになったのかなと思った。原作読んでないけど、そのまま犯人視点の作品にした方が良かったんじゃないだろうか。

途中でキーファ・サザーランド(しかも見てた吹き替えが小山力也さん)が出てきて「24」が紛れ込んできたのかと思った。どうでも良いけどイーサンとの絡みが近い。シリアスなシーンなのに笑いが止まらなかった。

強いアンジー、弱いアンジー、色んな顔を持つイーサン…アンジーとイーサンのファンならちょっとは楽しめる作品かなと思う。サスペンス好きにはオススメしないかな。
木野エルゴ

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