ジョンのパパ

愛と死の記録のジョンのパパのレビュー・感想・評価

愛と死の記録(1966年製作の映画)
4.0
タイトルを見て「死」という文字があるので楽しい作品ではないが、よくある御涙頂戴の作品と軽く思っていた。しかし、かなり重いテーマの作品だった。

若い男女が友人のいたずらで付き合うことになり、互いに愛し合う仲になる。そして結婚を意識するようになった頃、2人の前に大きな障害が現れる。

珍しく広島を舞台にした作品だなと思っていたら、被爆者、白血病というキーワードが出てきた。そして悲しい結末へと進んでいく。

戦争が終わって月日が経ち、被爆者も年々少なくなっているのかも知れないけれど、日本人として忘れてはいけない悲劇だと改めて思い知らされた。

とても良い作品だと思います。